大人って、思っていたよりずっと幼稚
年齢的にはもう十分大人と呼べる歳になって...
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イチマンキュウヒャクゴジュウナナンブンノイチ
2024年6月1日
実家にある昔のアルバムを見ると、自分の表情なんかより、見覚えのある青いカーテンや、懐かしい花柄のコップ、弟のお気に入りで乾くとそればかり着ていた変なトレーナーとか、とっくの昔に潰れたソフトクリーム屋さん、改修前の古い駅舎。そんなものにグッとくる。
当時のバカチョン(ただ押すだけのカメラを父はこう呼んでいた)で親が撮った写真なんて、上手くもなんでもないけど、そんなことは全然関係なくて、色褪せた小さな紙きれから忘れていた記憶がブワッと蘇る。
変わり映えのない日常と思って暮らしているけど、ゆるゆると着実に変化していて、忘れたくないこともどんどん忘れちゃう。
そこで、一日一枚わたしの視線をここに残すことにした。ハッとするようなベストショットを狙ってとかではなく(狙ったとこで撮れないけど)工事現場の工程記録写真のように淡々と。例えば20年後、67歳の自分がどこで何を見て暮らしているのかは検討もつかず楽しみだ。
“今日なんもしてねー” みたいな日もとりあえず一枚撮ってここに飾ります。仰々しく額縁に入れるように、たとえどんな日であっても “わたしの今日に祝祭を! “の心意を込めて。
記念すべき一枚目は迷ったけど、三十年はなかなか壮大でこのフォーマットがいつまで使われるかもわからないので記録として。