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    イチマンキュウヒャクゴジュウナナンブンノイチ

    人気のない空いてるやつ

    5年生から学校でクラブ活動が始まる。少し前に「バスケに入るつもりだったけど、廃部になったから鬼ごっこクラブに入ることにした!」と言われ、鬼ごっこクラブってなに?!と思ったけど、身体動かせそうだしいいんじゃんと思っていた。

    しばらくして、クラブ見学の日になり「みんな(仲良しの子たち)がパソコンクラブの見学に行くって言うから、ボクもそうしたー。」と言われ、その1週間後のクラブ体験の日には「イラスト漫画クラブの体験をする!」と。「え、なんで?」と聞くと、「もうなんでもいいかなーと思って、人気のない空いてるやつでいいよって言ったら、それになった」と。

    「楽しかったよ! そのとき書いたムキムキのドラえもん見る?」とこれを差し出された。「へー、じょ、じょうずだね…」ととりあえず言ってみた。正直、諸々ツッコミ所満載で言葉がない。最終的にどこに入るかは5年生になってから決めるそうな。さて、どこに入るかな?(これまた全然違うやつに入るに1000点っ!)

    一連の流れが全部息子っぽくて、愛おしい。なんでもよくて、なんでも楽しい。このまま大人になれば、それはそれで幸せな人生を歩めるじゃないかと思う。

    「今日行ったら明日休み~♪」とヘンテコなリズムを付けて夫が歌っていた。平和な月曜日の朝です。

    書き手

    saico34

    saico34

    神奈川県藤沢市/48歳

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