恐ろしい武器
伸びすぎてカットしたポトスの水耕栽培と夫がやってるアボガド、どちらもしっかり根が出て成長しており嬉しい。 先日の血液検査...
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イチマンキュウヒャクゴジュウナナンブンノイチ
2025年9月6日
早朝から仕事で都内へ。今日は武蔵境。並びの三鷹や吉祥寺と違い、用がなければなかなか降り立たない駅だろう。
大人になってはじめて仕事で訪れた時(今日ではない)、駅前に聳え立つ双子のイトーヨーカドーを見て、うわぁ、ここ知ってる!懐かしい!と思い、記憶がぶわっと蘇った。
子どもの頃、母に連れられて弟と3人で何度か来たことがある場所だった。当時は調布からバスで来てこのイトーヨーカドーの前で降りた。普段よりちょっときれいな服(ワンピースとか)を着せられて、母も小綺麗にして訪れいたのは両親の仲人さんのお宅だった。子どものいないご夫婦で、しっとり落ち着いた雰囲気のマンションの一室がウチの団地と大違いと思った記憶がある。弟のことは覚えてないけど、少なくとも母とわたしは完全に身も心も余所行きモードだった。
話は変わって、昨夜息子とテレビを見ていたら美味しいカレーパンの特集をやっていて、「うまそ!」と言うので「食べたことあるの?」と聞いてみた。因みにわたしはカレーパンがあまり好きではないから、ほとんど買わない。すると「前にさ、川で3人で石を並べて橋を作ったことあったでしょ? あの時さ、石を運んでカレーパン食べてまた石を運んだ」と。
コロナ化の自粛で公園にも行きづらく、遠くのパン屋に散歩がてら買い物行って、それ持って誰もいない多摩川の河原で遊んでいたのだった。言われてみれば、確かにカレーパン食べてたかも。
記憶に残ると残らないの差はどこにあるのだろう? (わたしの場合は忘れていることが圧倒的に多い)すごく嬉しかった、悲しかった、辛かったとか大きく感情が動いたことは置いといたとして、本当なんてことないのに覚えていることや、こんなふうに不意に思い出すシーンがある。なんなんだろう?
武蔵境にお住まいだった仲人さんも母も、もうこの世にはいないけど、イトーヨーカドーは健在で、わたしはなぜか当時を振り返っている。非日常だったから覚えていたのかな? 不思議だ。いつかわたしのいない未来に、息子は何を思い返すのだろう?
午前中ガシガシ働いた帰りの電車。夕方から海行って夏の終わりの花火を観るのだよー。