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    イチマンキュウヒャクゴジュウナナンブンノイチ

    一言でいうなら凪

    本やCDは相当買ってきたくせに、配信の音を買ったこともないし、音声メディアやネットの読み物に課金したこともない。

    アマプラは時々Amazonでの買い物が続いた時に、毎回送料払うならプライム会員になるかと入るけど、しばらく見なければ解約するし、Netflixは夫が入ってるのでTVでたまーに見るくらい。つまりこの時代に継続してるサブスク無し!(別に自慢することじゃない)

    そんなわたしが昨夜ふと、気になっていた『文庫本的、やまかわさき。』をぽちって読み出したら、まぁ止まらない。極めて私的で、情報も感情もダダ漏れな読み物。

    前提として彼女自身が魅力的だから、惹き込まれるのか、はたまた赤裸々に開示出来る強さが魅力として映るのか。自分の感情の理解とそれを的確に言語化する能力が圧巻。頭に余裕があってゆっくり時間が流れる年末年始に読めてよかった◎

    “世界はわたしが思っているよりずっと自由だ。まだまだ好き勝手やってよし。”  会ったり、話しを聞いたり、書いたものを読ませて貰って、そんなふうに思わせてくれる人は、そう多くないからみっけたら即ファンになってしまうよね。

    暮れに見たゲストがタモリだった徹子の部屋で、”こんなに得るものがあって、おもしろいのに本の値段が安過ぎる” と話されていた。『文庫本的、やまかわさき。』は月額600円で過去記事読み放題。これこそ本当安過ぎる。

    さてさて、2025年の大晦日。今年はいい年だったのかな? 悪くはなかったと思うけど、一言でいうなら凪。それがよかったかどうかは、難しいところ。何もないより嵐と台風一過の晴天もあった方が豊かとも言える。来年はもうちょい波立ってもいいかもなと思ったり。この思考、フルスイングで生きる山川さんの影響だいぶ受けてるな。笑

    何はともあれ、みなさまよいお年を! そして新年も引き続き、三十年商店をどうぞよろしくお願いします。

     

    書き手

    saico34

    saico34

    神奈川県藤沢市/49歳

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