しゃっくりと流れ星
長男が夜しゃっくりしながら「止まらない、100回したら死んじゃうんだよ」って言いながら、「ヒック、25回、ヒック、26回...
かきぬまめがね@東京
カキヌマメガネアットトーキョー
2024年12月26日
考えうる最悪のシナリオに着地する。
昨晩ベッドの中で長男は猛烈に頭を痛がり、今まで頭痛を訴えたことがあまりなかったので怖くなる。そして頭の片隅に、先日インフルエンザから復帰した同僚の言葉。「罹患して最初の数日、とにかく頭が痛くて寝返り打つだけで目が覚めるくらい。」
しかし熱はあまり高くなかった。
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目覚めると頭痛はおさまったとのことで、ほっと一安心。昨日より元気そうだけど平熱と微熱のボーダーラインをうろうろしているので勤務最終日に仕事を休むことが決定した。
激混みのお医者さんで診てもらい、熱があまり高くない様子を伝えると「どうかなー検査してもいいですけど、どうします?」と。帰省する予定があることを伝えると「じゃあしておきましょうか」と念のため感もあったのだが、見事にインフルエンザA型陽性であった。手渡された紙には出席停止期間を確認するための日付が手書きで記されている。お店の年末休業期間が掲示されたポスターみたい、とか、ぼんやり思う。何が言いたいかって思い切り年末休み丸かぶりだな!ってこと!軽い絶望!
帰省の予定は勿論キャンセル、本来30-31日でスキー場併設の温泉宿に、ばあば、ひいばあばと行く予定であったがそれもキャンセル。何もかもキャンセルの年末。
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帰宅し、長男にあまり近づかない位置で「せめて年内これだけは」の仕事を行う。完全にわたしの悪い癖が出て、ついあれもこれもと作業してしまう。やっぱり在宅勤務って自分には向いてなかったのかもと思いながらなんとか仕事納め。Slack上に「良いお年を」と文字で書くだけの挨拶じゃ、締まるものも締まらないのだった。
全てが曖昧でグレーなまま、名ばかりの「最終日」が終わっていく。
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長男本人があまりつらそうではないのが不幸中の幸いで、処方された解熱剤を使うことはなさそうだ。思えば今年のお盆もこんなんだった(そのときは次男肺炎につき家族での帰省は中止)悪い一年だったとは思わないが、夏も冬も長期休暇が予定通りにはいかなかった。
いつもは日記を書くことで、割と「とはいえ、まあこれはこれで!」みたいな気持ちになるのだが、今日ばかりはそんな気持ちにもなれず。
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