キャッチライト
寒波が来ているが、庭の梅がたくさん咲いてきている。梅のピンクとみかんのオレンジ、そしてメジロの黄緑の組合せが春っぽくて華...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年8月6日
今年の夏休みのテーマは何となく「リブート」みたいに思っている。体をしっかり動かして鍛えつつ、しっかり休ませてリラックスもさせて、楽しく健康的に飲み食いする。張り詰めた気持ちでやってきた業務が何とか無事、成功完了して、かなり消耗しているし、バーンアウトしている。ここから、新たなミッション、ターゲットを考え、実行できるような心身のコンディションを整えたい。そんなイメージで浮かんだ言葉がリブート。
まあでもやることは特に変わらない。とりあえず走る。いつもの佐島コース。でも各地で40℃越えの猛暑、三浦半島もさすがに暑い。水飲み場で6回給水してその都度、顔や首、手足を水で冷やしたし、少し日陰で休んだ。最後は珍しくポカリスエットを買って飲んだ。この時期、道端ではタカサゴユリ(かそのハイブリッド?)がたくさん咲いている。生い茂るクズの群落から茎を伸ばして咲くくらい逞しい。
今日は妻の仕事のヘルプでレシーヘンさんが我が家に。妻たちの仕事が続いているので、昼食は受験生男子3人を連れて外食。夏休みあるある。そしてその後、レシーヘンさんからたっての希望をいただいていた「飛び込み」へ。介添役?に中3双子も動員。我が家からポイントまでは自転車で5分ほど。家で水着に着替えてgo!。潮位が低いと水中の岩が見えるし、海面も低くてその分高さを感じ、少し怖いのだけど、今日は満潮が近い潮位の高いタイミング。ただ思った以上に波が荒くて、防波堤を超えてくるほど。なかなかワイルドなコンディションだけど、レシーヘンさん、果敢にジャンプしていた。よそのオッサンと中学生の介添で、子ども抜きでこれに一人チャレンジしようという心持ち、とても素敵だと思います!
今日は堤防を波が超えてくるため、スマホが海水を被りそうで、かなり限定的にしか写真や動画を撮らなかったのだけど、たまたま双子2号が飛び込む瞬間にシャッターを切ったら、躍動感がある写真が撮れた。レシーヘンさんがすでにのせてくれているけど、再掲。まあ、5、6回も飛び込めば、十分満足なので、再び自転車で我が家に戻って、家の前で水を出して海水を流して終了。浜で遊ぶのと違って、体に砂が付いていないので片付けも簡単。うーん、これは飛び込み体験サービスで商品化できるか?(笑)
レシーヘンさんも満足気に帰って行き、ここまでで夏休みの1日として十分なのだけど、今日はそれで終わらなかった。海から帰ってシャワーを浴びて出たら、携帯に長女から電話。妻のおつかいで出ていたのだが、逗子の裏道で原付で事故ったということ。相手はタクシーで、いま救急車を呼んでもらっているという。本人が電話で話しているので生死の心配とかはないのだろうけど、肩が痛いそうな。ありゃりゃ。とりあえず妻が体一つで現場へ。私は家に残り待機。まず保険会社に連絡だ。その後、救急車で搬送される病院が決まったので、私が保険証など持って車で病院へ。妻は走れなくなった原付を近くの知り合いの家に置かせてもらうなど、事後処理。
診察の結果は右の鎖骨の骨折。まあこの程度で済んでよかった。自転車競技の人がよく転倒して折るやつだ。入院はできないので肩を固定して家に連れて帰る形。会計などを待つ間に少し事情を聞くが、まあどちらにも非はあるのだろう。ただ車とぶつかれば怪我をするのは必ずバイクなので、バイクという乗り物は、徹底して用心深く乗る必要がある。日頃からピザ屋のバイクも乗り回している長女にはある種の慢心があったのだろう。本人もそれを自覚し反省して落ち込んでいるので、別に説教などしないが、自分の身を自分で守れる慎重さと注意深さを身につけてほしい。危ないから原付なんて乗るな、とか言うつもりはサラサラない。世の中、何をやっても必ずリスクはある。それを全部怖がっていたら、何もできない。親として心配ばかりしていても始まらない。五人の子どもを常に見守れるわけもない。自分たちで身を守れる慎重さを身に着けてもらうしかないのだ。原付は自分の世界を広げられる素晴らしい乗り物だ。私も学生時代、原付を手にしたことで、お金の制約から解き放たれて、さまざまな場所に行くことができた。自由の翼、みたいに思っている。だからこそ、子どもに危険だから乗るな、とか言いたくないので、安全に乗る術を身につけて楽しんでほしい。彼女の夏休みの計画の多くはこの骨折で白紙になると思うが、鎖骨一本で済んだことを幸いとして、色々学んでほしい。
自動車保険のファミリーバイク特約に入っているので、何らか保険会社のサポートは受けられるはずで、その相談は本人に電話をかけてさせている。そういうこともまた勉強にしてほしい。
神奈川県葉山町/57歳