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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    pota…

    少し離れた町の、町役場でパチリ。イタリアではユーロ旗、イタリア国旗、その街の旗が掲げられている場所は、公的な施設。右手に見切れてるのは、教会。街のなかのpiazza(広場)には、こうした建物が集まってることが多い。きっと中世の頃から変わらずそこにあるんだろう。

    ままざめ、うだでまんまいさん

    方言の日記がとても好きだと思ったので、わたしもひとつ、北イタリアはベルガモの方言を記したい。

    “pota” ポタ

    感嘆詞。驚き、疑問、諦め、皮肉といったさまざまな感情を表現するために使われる。 ラテン語 potior に由来すると考えられているそう。to drink という意味。

    わたしの感覚では、「まぁしょうがないやん」とか「あんま難しく考えないで」「そういうもんだから」みたいな、ちょっと悟った感がある言葉。drink=飲み込む、みたいなイメージかな。

    ベルガモの人は、若者たちもポタ、ポタ、ってよく言ってる。そして、方言なので、1時間離れたとこにあるミラノの都会人には通じない笑

    わたしは大学で東京に出たときに、必死に岐阜弁を出さないように話してた。それでも、標準語を話す友人からイントネーションをよく直してもらったものだ。語尾を気をつけても、音調までは変えられなかったのだった。「千円」とか、いまだに音調がよくわからない。

    40も過ぎて思えば、無理に都会語に迎合せずに岐阜弁を貫けば良かったなあ。その方が、圧倒的に自分の言葉で話してる感覚がある。不思議なものだわ。

    書き手

    sophy

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    イタリア・ベルガモ/46歳

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