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    師弟横断

    誕生日翌日にみんなで行って、それからランチ、と思っていたら予約制になっていてまた後日…の、後日が今日、な日曜日。

    ついに佐藤雅彦展を見に横浜美術館へ。構造化したり言語化したり、言語化したのに謎だったり、有能とポンコツが同居している感じが面白い。そのバランスが天才なんじゃ無いかと思ったりする。ドンタコスやポリンキー、モルツのCMは自分の懐かしい記憶として、ピタゴラスイッチはボーイと一緒に見た割と新しい記憶として長大なタイムラインを横断する見応えたっぷりな展示だった。

    個人的にはだんご3兄弟にまつわる話の中で、長男は一番上か、あるいは下か、というのがとても心に刺さった。最後に美術館の入口にあった計算の庭に妻+ボーイと私の2組に分かれて参戦。「+5」とか「-4」、「x3」などのゲートをくぐりながら、最初に与えられた数字のカードをベースに「73」を作るとゴールできる。RFIDの読み取りの不具合なのか、あらかじめ脳内に出来ていた計算式のとおりに動いたが「+8」が1回のつもりが2回入っていたりしてすんなり行かず、暗算しながらどうにかゴール。その頃、妻+ボーイのチームは迷走しており、私は場外からサポート。試合中のボクサーとセコンドのようである。ゴール後、73に至るまでの計算式が出力される。

     

    その後はランチを食べて、私が担当してた西横浜の住宅兼事務所の内覧会へ。妻はパスで、ボーイは一緒に行くというので2人で。建築家やお施主さんもいて、自己紹介はすぐに出来ないものの挨拶は大きな声で出来たボーイ。10分ほどすると慣れてきて、施主もいるのに走り回って私の肝を冷やす。そのあたりで自己紹介を促してみたらちゃんと出来た。ちなみに横浜美術館のリニューアルとサイン計画を担当された建築家の乾久美子さんは、この西横浜の住宅を設計した建築家の吉田裕一さんのお師匠さんであるので、図らずも師弟横断の日となった。

    2階~3階を貫く吹き抜けが気持ちよく、ボーイはその脇にある畳のスペースがお気に入り。かき氷まで頂いて帰路につく。

    横浜駅で晩御飯の買い出し。私の愛してやまないELLEのレシピサイトから「ドライトマトとオリーブの中華麺」を作ることにして中華麺を探してたら揖保乃糸の中華麺を見つけて買ってみたんだけど、とても美味しかった。

     

    #2311

     

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/48歳

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