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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    thinking about child rearing in Bellagio

    saicoさんの日記、わかる〜と思いながら読んだ。

    わたしもこの夏休み、寝てる時以外はほぼずっとソフィと一緒の時間なので、だいたい「こっち来ないで」「触らないで」「蹴らないで」とか言っている。これだけ取り出すと親とは思えない言動だが、フィジカルコンタクトを常に取ろうとする娘からべったりとくっ付かれると、自分のエネルギー消耗度が激しい。39歳で産んだので、自分の体力温存がサスティナブルの基盤になることが、彼女が産まれた翌日から直ぐに分かった。

    ソフィは一緒に遊んでくれる子どもがいれば、初対面だろうと構わず遊べるので、そういうチャンスがあるときはかなりありがたい。逆に、誰も見つからないと私の存在を欲する。子どもってそんな風なところが可愛いんだろうが、わたしは自分ひとりの時間が必要。それもこの7年で理解したので、第三者のヘルプを探りながらの毎日だ。

    夫も珍しくこの2週間の夏休みは仕事をぶっこんでこなかったので、割とフルにソフィとの時間を過ごしてる。2ヶ月間も日本に送ってくれたのは有難いが、そこでわたしがどれだけ子守に気を揉んだかは想像すらしていないだろう。現に、夜になってもエネルギー有り余る娘にイライラが募っている反応も見て取れる。

    ははぁ、わたしとおんなじだ。

    鏡写しのように、お互いに自らの娘に疲弊させられている。わたしは彼のそれを客観的に見ることができて、ちょっと可笑しいと思う。

    「君たちが日本で遊んでる間、僕は働いてたのだ」と言う夫に、「いやー、日本の夏は暑過ぎて何もできないから、来年はもっと早く戻って来ようかな」と返すと「2ヶ月居たらいいじゃない」と。2ヶ月もこのオペレーションに触れないで過ごせたのは気楽よねぇと思うのだけど、本音のとこはわからない。

    子守は面倒だが離れてると寂しい。ってのがわたしも夫も同意しあえる共通認識かな。

    Bellagio ベラッジオという町に船で行く。チャウチャウ犬が気怠そう〜にハアハアと舌を出してた。それはそれは真っ黒くて大きな舌で驚いた。

    この町はラスベガスの巨大なホテルがその名を冠しているので有名。噴水ショーがあるうちのひとつな気がする。ニューヨークにいた頃、いまの夫と付き合い始めるくらいのときに一緒に西海岸を旅したときにベガスにも寄って、そのホテルでビュッフェしたのを思い出した。

    イタリアのベラッジオにも世界中から観光客が来ていて、この暑さのなかトリミングされた犬を連れた優雅な服装の御夫妻や、半裸のようなカジュアルな服装の家族やら、人口密度がかなり高かった。10ヶ国くらいの言語を聴いた気がする。日本人の家族も見かけた。30-60代の家族に見えた。大人になっての家族旅行、いいね。

    買ってすぐに溶け出すジェラート。最近はまってるのは、ココナッツ。赤いのは、フルッティディボスコという、ベリーミックス。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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