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    わたしのレシーヘン

    わたしのレシーヘン
    ワタシノレシーヘン

    ¥598 手持ち花火50本

    お墓参りのあと、実家へお泊まり。

    そのまま地元で友人に会ったあと、実家に着いたら、わたしのスイッチオフ。スマホの充電ケーブルも忘れ、充電できず、しばらくスマホもオフ。

    自分の家にいるときも、チャキチャキ動ける人というわけではないけれど、 実家にもどってくると輪をかけてダメダメ人間になる。母の小言も聞こえてくるけど、それでもまあ、引き続きぐだぐだと家にいる。

    実家は、自分の思い通りになる場所でもないし、思い通りにしようと思うとキツイ。それは逆に私が何か軸になって動かなくてもいいという意味でもあって、それはそれで楽。

    だから、子ども側にもどって、作ってもらったご飯を食べて、買ってきてと言われたものを買いにいって、このタオルの使い方やめて!と指摘されながら、過ごしている。

    夜、仕事から帰ってきた父と話していると「一番、動けていたときを10とすると、いまは1だな」と言っていて驚く。父はいくつもの仕事をかけもちしており、唯一、仕事がないのが日曜日の午前中。その朝も早起きして、毎週20キロほど走ってるらしい。

    それで、1とはね……。わたしはいまの自分は6くらいと思っていたけど、実は10のうちなのか。

    私と父はちょうど三十、歳が違う。

    書き手

    sakipomco

    sakipomco

    神奈川県逗子市/45歳

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