特別な出張
激しい雨の中、鹿児島に飛んだ。この1年、各地へ行く機会が多い。そんな出張の一つだが、今回はちょっと特別。 我が家の子ども...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年1月2日
2025年の初日の出は桜島と。深夜までお笑いを見ていた子どもたちと、運転疲れの妻はなかなか起きそうになく、一人静かな元旦。笑
特に新年の目標など決めないが、ここ数年、思っていることを書いておく。
生きる=働く➕学ぶ➕楽しむ
たぶん、人間一人一人に「生きる意味」なんて設定されてないので、「何のために生きるのか?」と悩んでも、正解なんてないと思う。だから私はそれは考えないが、個人の自由だし、考えることが悪いとも思わない。
と言いつつ、意味はなくても人間は毎日生きている。じゃあ自分はどう生きたいかな?ということは考えてきた。そして数年前から、「生きる」の中身は「働く、学ぶ、楽しむ」というシンプルな3要素だけで満たせたらいいな、と思うようになった。
働く、というのは仕事だけでなく、子どもの世話、日々の洗濯や食器の片付け、親の介護とかも含む。やらねばならないすべてのWORKかな。労働は国民の三大義務だし、生きる限り、働くこと、WORKは宿命だ。
学ぶ、は勉強に限らず、新しいことを知ったり覚えたりすることも含む。世の中が変わっていく以上、覚えるべき新しいことは次々出てくる。そもそも一人の人間が世の中の全て知ることは不可能だと思うので、「学ぶ」に終わりはない。だからこそ、面白いと思う。学びの種はそこら中に転がっている。自分の子どもに教えられることだって珍しくない。
楽しむ、は気持ちの持ち方だと思うが、人間、きっと楽しいことが多い方が幸せに生きていけるだろう。だから、働かなければならない、学ばなければならない、ということ以外に必要な要素って「楽しさ」だけで良いのではないかと思っている。仕事や勉強が辛ければ、楽しい遊びを見つければいいし、仕事や勉強が楽しいなら、別に遊ばなくても良いと思う。
自分自身のことを言えば、管理職になってから、職場では、つまらないだけでなく、これって意味あるの?という仕事も多々引き継がされてきた。制作現場に比べると、本当に面白くない仕事が多く、正直辛かった。でも、しばらくやるうちに、それを「新しいゲーム」だと思って、「攻略を楽しもう」と臨めるようになってきた。そう思えれば、クソゲーのような仕事もそれなりに楽しくできるものだ。そしてクソゲー業務も、楽しんでやれば、結構攻略できてしまう。まあ、クソゲー業務のコンプリートは、業務の「スクラップ」になるのだけど。笑
この2年ほど取り組んできた業務は、今年も続く。明らかなクソゲー業務だったけど、真剣に向き合ったので、大きな進歩が得られている。そして何より、実は結構楽しめている。
そして仕事以上に多い、家の中で毎日やらなければならない多々あるWORKも、実は結構、攻略を日々楽しんでいる。毎日やっている洗濯だって、速く乾く新しい干し方の研究とか、ゲーム攻略の余地は多い。また子どもたちが出した洗い物を干しながら、彼らの1日を想像したりするのは実は楽しい。「あれ、靴下の数が多いけど何かあった?」とか「双子部活あったはずなのに何でユニフォームが一人分しかない?」とか、思いを巡らす楽しさも結構ある。気になったことを本人たちに聞くと、思わぬ答えを聞けて面白いことも多い。
なので、2025年も、懸命に働きつつ、学び、そして残りの余白は「楽しむ」気持ちでわたっていきたいと思う。幸い、仕事上のピンチやプレッシャー、スリルは楽しめるメンタルを持ち合わせている。私生活の絶対絶命はきっと今年も山盛りだと思う。それはきっとそれなりに深刻だと思うが、後になれば楽しい笑い話になると信じて、乗り切っていきたい。
それが2025年、鹿児島での元旦の誓いかな?
元旦の鹿児島は快晴の好転。家族5人でフェリーで桜島に渡り、本土最南端の佐多岬までのドライブを楽しんだ。帰り道、夕日に浮かぶ対岸の開聞岳が美しかった。たまにはこういう元日もいいと思う。葉山に残った長女と次男はお節を持って東京の母を訪ねてくれてその報告をもらった。兄一家と一緒に賑やかに元日をやってくれたようで一安心。
神奈川県葉山町/57歳