地衣類
土の本を読んで、ランニングコースでこれまで全く意識してなかったものにフラグが立った。石垣とか側溝のフタとかに付着している...
風早草子
カザハヤソウシ
2024年12月19日
期待できるかも?というミーティングがあって、少し意気込み、いつもより早く渋谷へ出勤。しかしこちらの望む展開にはなりそうになく、早々に見切りをつける。まあ仕方ない。他人に期待はしてないので、気にしない。
この1〜2年、「変える」ことに注力し続けてきた。広く言えば改革なのだけど、一番難しいのは、定石がないことだろうか?こうやればうまく行く、という確立された方法論が何もなくて、過去の参考例もない。だから全てオリジナル。でも、それを考えるのが面白いと思うのだけど、要員体制も整っていないのにそんなことに手を出すなんて恐ろしいから絶対やりたくない、と思う人が多い。
それじゃダメなんだよ、と自分の部下には長年叩き込んできたが、組織全体では変わり者で極めて少数派。
新しい部署に移動すると、やったことのない新しい仕事を戸惑いながら始めるものだ。だいたい、そこには手慣れた派遣の人とか、業務委託のベテランスタッフがいて、そういう人に教えてもらって仕事を覚える。そして次第に自身も手慣れた感じで仕事を回せるようになる。この「手慣れた」感じが私は嫌いだ。手慣れた感じで仕事を右から左へ捌けるようになったことを「仕事ができるようになった」と勘違いしてしまう若手が多い。いやベテランもそうか。そこはゴールではなく出発点だと私は思う。手慣れた感じで仕事を回せるということは、考えなくて済んでいるということだ。そういう仕事は、システムで自動化できたり、そのうちAIに取って代わられるかもしれない。また手慣れた感じで、思考停止のまま引き継がれている仕事の中に、非効率なもの、時代遅れのやり方が非常に多く、残存しているのが怖い。
世の中が常に変化し続けている以上、あらゆる仕事もやり方は変わっていかざるを得ない。万物は流転しているのだ。だから仕事は常に自分のやっていることの意味、意義、効果、効率、方法を疑って、悩んで、考えて、やる必要がある。手慣れてやってはいけないものだと思っている。手慣れたやり方に安住するのは楽だけど、世の中の仕組みがそうなっていないからだ。
私が今、力を入れていない方の(苦笑)サブの業務がまさにそんな感じ。そもそもミッション、ヴィジョンのレベルで色々疑問があるのだが、関連、業務委託、ベテランスタッフが、やたらたくさん関わっていて、web展開とか、動画提供とか、キャンペーンとの連動とか、手慣れた感じで日々回っている。メインの責任者ではないので手を突っ込み過ぎたくないのだが、手を入れざるを得ない部分も多数。
一方、私がメインで注力している業務の方は、そういうスタッフが一人もいない中で、私が一人でてんてこ舞いしているわけだ。組織の要員とか予算の措置というのは、慣習的に踏襲されてきたものが多いので難しいのは分かるのだが・・・
歯を抜いたダメージは意外と大きく、痛みはもう治っているが、体のバランスが色々崩れている感じ。ランニングしたら腰を少し痛めてしまったり、チグハグな違和感が解消しない。自分で整えて、少し鼓舞していかなければならない感覚があり、今日はちょっと仕事への思いを書いてみた。
今日のミーティングは空振りに終わったが、また新たに年明け、官庁担当者から地方の現場の視察要望が来たそうな。珍しい話。役人様も少しやる気になったか?必然的に対応は私がすることになる。相手の出方次第ではチャンスかもしれない。でも彼らの行動原理は我々とかなり違うので、警戒も必要か。でも少し面白くなってきた。年内は早めに閉店して来年頑張ろう。
神奈川県葉山町/57歳