ナラ枯れ鎮静化?
真夏に山の中の木が真っ茶色に枯れてしまうナラ枯れという現象。 写真は4年前の8月に佐島に向かうランニングコース途中で撮っ...
風早草子
カザハヤソウシ
2024年10月6日
先週金曜日、「11月10日ということで!」と言って関係者は皆帰った。それが日曜日の夜に10月27日!という速報が。
簡単にいうと、準備期間に見込んでいた2週間がいきなり消滅したことになる。
私はそこまで油断はしていなかった。金曜日のうちにいくつか保険をかけていた。11月10日と考えると少し早いが、動ける応援者に月曜日から招集をかけていた。そして彼の業務にあった方が良いのでは?と閃いた職務権限を金曜日のうちに関係部署に打診して付与まで済ませていた。
簡単にいうと、新システムの使用者に権限を付与する仕事。新システムを初めて全国で使う。おそらく500人程度を登録することになる。これまでの単発トライアルでは、新規登録人数は10人程度で、システム開発部門の管理者に任せてきた。しかし数百人になると、業務負担は桁違いでそこがボトルネックになる恐れがある。そこでこちらから提案して、権限付与業務を引き取った。
ただこれを月曜日に来る応援者にいきなり丸投げするわけにはいかないので、土曜日に家でまず自分で実行。やってみると、作業は難しくはないが、一人一人が行ってきた業務の違いでシステム使用履歴に差があり、数種類のエラーメッセージが出る。事前レクチャーでその対処方まで教えられていなかったので、土曜日のうちにシステム担当に確認して手順書ももらっておく。そしてその時点で出ていた約200人の申請を私が承認まで済ませておいた。
そして日曜日、職場のイントラに入らないとできない宿題を渋谷まで行って片付けた。11月10日なら、休日出勤してまでやらなくても、という仕事だったが、勘というか予感というか。
やらねばならないが、いつでもできて、さほど難しくもない、ただ一定の手間と時間がかかる雑務。こういうものを片付けずに残しておくと、事態が大きく変わった時に致命傷になることは嫌となるほど知っている。
まあ保険だけどね・・・と日曜日、渋谷で業務を済ませて家に帰ったのだが、その夜、例のニュース速報をテレビで見ることになった。やはり世の中は油断大敵だ。
月曜日からの怒涛の1週間。
周りは油断しまくっていた。
私のところには慌てた全国の担当者からシステムの使用申請が殺到していたが、応援メンバーがスムーズにさばいて機能不全は回避できた。しかし、周辺はそうはいかず、私がリカバーに奔走、金曜の夜まで、家に帰ってくることができなかった。こうなるととても日記を書くどころではない。
久しぶりの家、土曜日だけ束の間の休日とする。
双子の野球部の大会試合は雨中の戦い。バイクで駆けつける。
明らかに相手の方が強そうだが、相手の打球がことごとく守備の不安の少ない2年生に飛ぶなど、運を味方につけて前半大きくリード。
しかし、後半、相手の速球投手のデッドボールで、痛さと怖さで涙が出てしまう子。こちらは9人しかいないので交代もできない。その直後、打球はその子に飛びエラー。この回の攻撃を守り切れば勝てるのだが、そこから雨が強くなり、ピッチャー、指が滑るのかストライクが入らなくなってくる。相手は出番に飢えていた控え選手が次々代打に出てくる。そして打球は今度はことごとく守備の弱いポジションへ。結局、ずぶねれの長い守備の時間が続き、試合は大逆転負け。残念。悔しいだろうなあ。
双子の試合を見にきてくれた兄夫婦が久しぶりに我が家に寄ってくれる。そこに鹿児島から長男が帰ってきて、パラオ航海の土産話を皆で聞く。マグロ延縄漁を行う実習船なので、北杜夫のどくとるマンボウ航海記に出てくるような話もあって面白かった。個人的には、船の上空にカツオドリがいつも飛んでいて、船に驚いて飛び出してくるトビウオを急降下して捕えるところを何度も見た、というのが羨ましかった。
4番を打つ高校生次男は雨で4回までで中止になったが、今日も練習試合でヒットを一本打って帰ってきた。相手ランナーのスライディングで砂まみれになったグラブを、長男が砂を落としてメンテしてやっていた。兄、親切だなあ。
夕方妻が餃子の皮と餡を用意して仕事に出かけたので、トーさんと次男と双子で皮に包む。皮100枚だが、4人でやれば結構すぐ終わる。家でよく餃子を食べるという長男が手際よく焼いてくれる。妻とバイトの娘も帰ってきて、久しぶりに7人で餃子。おいしかった。
束の間の休日も休めば休んだで盛りだくさん。日記に書ききれないことがまだあるけど、このくらいで。
さてまた明日からは・・・
神奈川県葉山町/57歳