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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    アシナガバチの巣が大きい


    8月最後の日曜日、長袖来て首にタオルも巻き、万全の蚊対策をして庭の草むしり。

    庭の梅の木の茂みに今年はアシナガバチが巣を作っている。気がついた時には、もうかなり大きくなっていた。

    アシナガバチの巣は珍しくないが、これは結構大きい方ではないかと思う。

    家族に教えたら、皆嫌がったが、とりあえず放置。

    アシナガバチはおとなしいので、何もしなければ、まず刺されたりすることはない。青虫や毛虫を捕らえて幼虫の餌にするので、どちらかというと益虫だし。

    アシナガバチは、毎年女王が1匹で巣を作り始めて、生まれた働きバチが巣を大きくしていく。そして巣が最大になったところで、新女王蜂と雄バチを大量に育てる。新女王蜂は秋に交尾して来年の春までどこかで越冬する。

    なので巣は放っておいても11月頃には空っぽになる。

    ちなみに最大の天敵はヒメスズメバチ。アシナガバチの巣だけを専門で襲って幼虫やサナギを奪うスズメバチの一種。ヒメスズメバチに目を付けられたアシナガバチの巣はなすすべもなく全滅してしまうらしい。別に珍しい種類ではなく時々見かけるので、あちこちでアシナガバチの巣が襲われているのだろう。

    そう考えると、自然界は厳しい。

    うちの庭のアシナガバチたちは、次の世代へ子孫を残せるかな?

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

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