在宅ではできないことも
三連休最終日は、在宅ではなく職場へ。 システムの画像も使ったマニュアル的なものを作りたいのだが、システムには職場のイント...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年8月6日
我が家の双子2号君が初めてピッチャーをやった。
我が家的には大ニュースなので、思わず家族LINEに動画を送ると、バイト休憩時間だった娘がバイクで駆けつけて来た。(笑)
少年野球の場合、ピッチャー専門みたいな子以外も、結構マウンドに立つ。大会だと1日2試合とか、連戦みたいなこともよくあるので、ピッチャーできる子の数がそれなりに必要だからだ。投げられそうな子はとりあえず投げてみよう、みたいな感じ。
チームの主力選手だった長男と次男は、キャッチャー、内野手だったが、結構よく試合で投げていた。次男はノーヒットノーランとかしたこともある。
でも双子は、小3から野球チームに入っていたが、一度もピッチャーはしたことがない。体が小さくて肩も弱く、チームの中でそういう枠ではなかったからだ。ずっと外野で打順は下位。チームの中の癒し担当みたいな感じ。打球が飛ぶと親はいつもハラハラドキドキ。
家の中でも、次男から3歳下で生まれてきた小さな一卵性の双子は、まるでペットのように可愛がられてきた。いつも楽しくニコニコしていて愉快な子達なのでそれも当然だ。
一方、持って生まれた運動神経とか、球技のセンスは、他のきょうだいと比べれば、親の目から見て明らかで、大したものではなかった。だから特にスポーツも薦めなかったし、野球チームに入りたい、と言い出した時は「大丈夫?」という感じだった。
でも子どもは成長する。いつまでもそのままではない。しばしば親の想像を超える成長を見せて驚かせてくれる。そういう瞬間を見るのが、親として一番面白いと思う。
で、ドキドキの初登板。
先発の1年生が4回終わりまで投げる予定だったが、たくさん打たれて球数が多くなったため、イニング途中でマウンドへ。
ピッチャーの練習もほとんどしたことがないので、セットポジションとかの作法も怪しい。大丈夫か?
でも投げるとちゃんとストライクが入った。そして体の大きな相手チームの打者から2三振を取って後続を絶った。マジか!
ここでトーさんは家族LINEに動画送り、娘がバイクで駆けつけたわけである。
次の回はヒット打たれたり、暴投したりしていたが、春に長男から教わった変化球を投げたり、いろいろ試していたらしい。思った以上にちゃんとピッチャーをしているのが見られて面白かった。
今のチームでは、もう最上級生で野球経験も一番長く、明らかに主力選手。今後も投げる機会はありそう。
試合終了後、選手が整列したのを見たら、チームで一番背が高いのはうちの双子だった。気がつけば意外と大きくなっている。もう可愛いペット扱いは改めよう。かわいいけど。
試合から帰ってきたら、双子2号は寝てしまったが、双子1号は起きていてネットフリックスでスラムダンクを見始めた。用事を済ませに出るはずだったが、2時間付き合って見てしまった。
中学の図書室にスラムダンクがあって双子1号君は全巻読んでいるそうな。だから「魚住出てこねーな」とか「三井軍団と桜木軍団の戦いがなかったことになってる」とか、言いながら見られて面白かった。用事はこなせなかったが、夏休みなので、こういう過ごし方も悪くない。
神奈川県葉山町/57歳