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    軽井沢の現場、決起集会

    火曜、朝起きて軽井沢の現場へ向かう。世の中、お盆休みは終わったような気がしていたが混み合う新幹線。

    なんだかんだ2021年から続いてきた同じ事業者による一棟貸しの宿シリーズは5件目で、これで一区切り。構造に関する現場検査の最後なので一つ前の現場から続けてお世話になった監督に会うのもいったんこれで最後となる。

    いま進行中の2件の検査(軽井沢は7月末から8月まで工事自粛期間のため動物などが入りこまないようにブルーシートでラッピングされている)をして、つい先日竣工した物件も外から確認。

    窓に映り込む緑が綺麗。外壁の繊細な色合いは意匠担当者のこだわりらしい。デイヴィッド・チッパーフィールドによる猪名川霊園を思い出す。

    現場をあとにし、近所の道の駅で蕎麦でも…と思ったら本日休業で、同じ道の駅内にあるピザ屋も満席だったのでキッチンカーのサンドイッチを車内で食べて軽井沢駅へ向かう。その途中に少々寄り道。最近できたばかりの、内藤廣の設計による黒柳徹子ミュージアム。休館日だったので外観を見て回っただけだが得るものがとても多い。10分ほどでものすごく勉強になった。

    13時発の新幹線で東京へ向かい、そのまま桜木町の事務所へ。2時間半ほど仕事をしてボーイのお迎えに。朝は新横浜からだったので、新横浜から小学校へ向かうと途中に自宅がある。子乗せ自転車に乗り換えて向かう。お迎えの時間は変わらないが、ボーイと一緒に小学校を出る頃にはすっかり暗くなるようになった。

    マンションの廊下を歩いているところで弟から着信。いったんスルーして、自宅に入り腰を落ち着けて折り返す。ビデオ通話のその画面の真ん中にホットプレートが写っていて、弟、父、母が見える。画面外に義妹も甥らもいるようだ。「おう、どうしたん?」と聞くと「決起集会や」とのこと。まもなく入院となる母のために今日は鰻に焼き肉と豪勢な晩餐のようだ。ボーイはその映像を見ながら「お肉食べたくなってきちゃった」等と言っている。書斎で仕事している妻も呼び、家族が揃う。皆で母を励ます。

    10月頃に能登へ行く予定を立てないとだな。

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/48歳

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