出張ランニング@富山
恒例の出張先ランニング。 富山はこれまで何度か通ったことはあるが、目的地として訪ねたのは初めて。いろいろ見たり、気になっ...
風早草子
カザハヤソウシ
2024年6月12日
日当たりやや微妙なうちの庭でもよく育つキュウリ。最盛期は毎日5本くらい獲れるが、家族がよく食べるのでたくさんできても困らない。
だが、毎年キュウリを順調に育てるために、オレンジ色のやつらとの戦いが避けて通れない。
ウリハムシという体長5ミリくらいの甲虫だ。成虫はキュウリの葉を食べ、幼虫は土の中で根を食うらしい。キュウリを植えると、どこからか飛んできて葉を食い始める。
さほど俊敏ではないので手で捕まえて殺すのは難しくない。だが油断すると逃げられる。奴らが逃げる方法は二つ。一つは自分で葉から転げ落ちる。小さい虫なので地面に落ちると見つけるのは結構難しい。葉が茂ってくるとほぼ諦める感じで意外と有効な逃亡手段だ。
もう一つの逃亡方は飛ぶこと。昆虫だから奴らは飛ぶこともできる。甲虫なのでそれほど高度な飛行術はない。だがプワーン、と手の届かないところに飛ばれるとお手上げである。またこれが舐めたように、絶妙に手が届かないあたりをのんびり飛ぶ。小さいので近付いてきた時に手で掴むのが意外と難しい。
暑くなって数が増えて活性も高くなると、一斉に飛び立つウリハムシになす術もなく、呆然としてしまうこともあるくらいだ。正直、もう仕方ないか、という気持ちになることも。
だがこの状態を放置するとキュウリはあっという間に樹勢が衰えてしまう。あきらめたら試合終了、となってしまうのだ。
キュウリは芋虫や毛虫が付くことはなく育てやすい夏野菜だと思う。うどん粉病という病気にかかる確率が高いのが難点らしいが、今はうどん粉病耐性のある苗がたくさん売られているので、それを植えれば病気の心配もない。ただウリハムシだけは対策が必要だ。調べると一応、効果的な農薬もあるようだが、庭で自家用に作る野菜に農薬まで使わなくてもいい気がする。小さいアブラムシとか芋虫の大群とか、明らかに人の手で対処しきれない虫ならばやむを得ないが、ウリハムシはそれが不可能ではないレベルなのである。
そこで農薬ではなく「テデトール」で行くことになる。
余談。テデトールは農業関係者の取材に行くと、よく聞かされる農業関係者親父ギャグ?。農業関係の薬品には、安易な?(失礼)なネーミングの有名なものが結構ある。芽と根が良く出るという活性剤の「メネデール」とか。そういうのにかけて、薬を使わずに害虫を手で取って防除することをおじさん農業関係者がテレビ局の女性リポーターなどに「テデトールです!」と言うことが、経験上実によくあるわけです。余談でした。
そんな訳で、今年のウリハムシとの戦いにはこの網を用意。もうウチには捕虫網で遊ぶ年の子どもはいないので、まともな捕虫網がなかった。あまり高いのを買っても?と思っていたらカインズホームで見切り品190円を発見。即購入。安いが持ち手が伸びるスグレモノだ。
舐めたように飛び回る奴らもこれで一網打尽にしてくれる。
この夏のウリハムシとの戦い。これを武器に戦い抜く所存。見ていてください、安西先生。
とか、書いていおきながら、来週の業務を冷静に考えると、どう見ても家に帰るのが厳しいことが判明。5日くらいホテル泊まりする必要がありそう。その間に奴らがのさばってしまう・・・
神奈川県葉山町/57歳