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    のちの野良

    のちの野良
    ノチノノラ

    父と娘の夏休み(2日目)

    朝ごはんを食べてから、赤崎漁港まで散歩。

    太陽が肌を射抜くように照りつける。

    港内には、謎の魚の骨が浮いていた。

    一旦家に戻り、ホームセンターで日除けの葦簀(よしず)を購入。
    帰り道は軽トラの荷台で、荷物チェックをしてもらう。

    道路の段差で葦簀が落ちてしまったけれど、確認係がいてくれて助かった。
    地震の後、道路は通れるようになったとはいえ、凸凹はしばらくこのままなのだろう。

    帰宅後は海水浴へ。
    事前に「やりたいこと」を聞いていたので、次々とイベントが進んでいく。

    明日以降は天候が崩れる予報。早めに海に入っておきたい気持ちもある。

    天気は良いが、海の透明度はいまひとつ。

    まずは波打ち際で遊び、その後フィンを付けてシュノーケリングの練習をした。

    能登の透き通る海を見せたかったけれど、今回は次の機会にゆずることに。

    海水浴の後は「ちゅーるタイム」。

    普段は動物に触れることが少ないので、この時間をとても楽しみにしている。
    外に出るたびに、ちゅーるを持ち歩いてチャンスを狙っているのだ。

    16時過ぎには、観光で厳門へ。

    観光遊覧船に乗り、地形を海側から眺める。

    宿を手伝ってくれているスタッフと一緒に出かけ、ふたりの自然な写真を撮ってもらえたのもありがたかった。

    自然な姿は良いものです。

    船酔いしやすい家族がいるので、これまで「家族全員で船に乗る」選択肢はなかった。
    今回は長女が問題なく乗れることを確認できたので、今後の楽しみが広がる。


    船内もレトロでかわいらしい。

    帰宅後はバイクで移動し、旧福浦灯台で夕日を見ることに。

    長女を後ろに乗せ、少し遠まわりをして、自分の好きな道を走る。

    海の香りが漂う距離にある、まっすぐな田んぼ道。
    車では入れない、家々の間の生活道。

    地震後に解体された家も多いが、道は確かに残っていた。

    日の入りには間に合ったが、海に沈む夕日は雲に隠れてしまった。

    それでも、日本最古の木造灯台を眺め、暗くなる前に帰路につく。

    帰宅時、買い出しから戻ったスタッフに遭遇し、タンデム姿を撮ってもらえた。
    TOGISOや赤崎集落を走るその写真は、とても嬉しい一枚になった。

    この日は、TOGISOが若者グループで貸し切り。
    更地にした裏庭は、最高のBBQ会場になっていた。

    私たちは別館に泊まり、簡単な食事を済ませて夜はトランプ。
    本気でババ抜きをしたのは何年ぶりだろうか。

    最高の一日だった。
    きっとよく眠れる。
    そして、明日もまた楽しもう。

    書き手

    ぴんぽいんと

    ぴんぽいんと

    東京都新宿区/44歳

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