夏にうわつく私を察したようなミニトマト
実家から帰ってきた。 昨晩は障子を開けて、娘と甥っ子と室内天体観測を楽しんだ。 ふたりの会話が今どきねぇ、なんて思ってし...
島縞
シマシマ
2025年8月26日
正直、何度も何度も寂しいって言われても、なんでかよく分からなかった。
毎日こうして一緒におうちにいるじゃない。
他に何ができるというのか、そんな風に思っていた。
けれど、そうではなくて。
娘にとって、おうちの中が彼女の全て。私が彼女の生命線。
そんな世界で、母が背を向けパソコンの中の人たちと楽しそうに話していたら、果たしてどんな気持ちであっただろう。
情けないことに、初めてそのことに向き合った。
だって、これまでも呼ばれれば彼女のもとへ向かっていたし、お仕事中には仕方ないことだとしっかり伝えていたから。それで充分だと思っていた。
一緒にいればそれでいいでしょ。そんな乱暴な感情があることに気づく。
きっと娘は、私のそんな感情を敏感に察知している。
言葉尻で、私の本音を見透かしている。
そんな風に思ったら、たまらない気持ちになった。
これでいい、と毎日を送っていてもどこか心もとないのは、私だけが気づいていない部分の存在を、何となく肌で感じているから。
色んな母と子の関係が、会話がある。
こんなことを思いながら読むここ数日の日記は、更にしみるものがあった。
娘より、東映アニメのサブスク登録1ヶ月分を、自らの財布のお金を出しながら、数ヶ月ぶりに所望される。
再びSLAM DUNKを観たくなったそうだ。レンタルショップに行かずとも、今はおうちにいながらなんやかんやと観ることが出来る。
ありがたい世の中だよ。