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    イチマンキュウヒャクゴジュウナナンブンノイチ

    鬱陶しさと愛おしさのハーフ&ハーフ

    旅行から帰って来ると、一服することなくバックを開けてダーッと中身を片付ける。洗い物は洗濯カゴへ、その他諸々の物は所定の位置へ。そして空っぽのバックを干してシャワーへgo。きれいさっぱりになってから、ふぅ〜と一息吐く。この流れについて夫と特に話したことはないけど、二人とも自然にやっている。

    が、息子はそうはいかない。まずはグダ〜っとしたいタイプ。でもそんなの知ったこっちゃない。「とりあえずお風呂には入って!」と入らせる。あ、昨日の夕方のバスケ合宿帰りの話です。新しいバッシュの皮が剥けて沁みるからシャワー無理とか言い出した。疲れが溜まってる&気が抜けてグズグズしたい様子。それをわかっているのに許容できない母。「いやいや、シャワー拒否とかないからー!」とひと揉め。

    お風呂上がりに「母ちゃんがごはん作ってる間に荷物片しちゃってー」と言っても、グダグダぎゃーぎゃーほざいている。帰って来た途端、もう本当なんなんっ!となる。

    そんなこんながありながら、就寝前それぞれのベットでゴロゴロ本を読んでいると、わざわざマンガ持参で隣に来て「ちょっとお邪魔します〜」と横に転がってくる。暑っ!うざっ!と一瞬思ったけど、朝ドラの「あんぱん」で八木さんが子どもには人の体温が必要みたいなことを言ってた(確かにそう思う。だいぶ減ったけど時々充電するかのようにくっ付いてくる)ことを思い出し、しばし共にゴロゴロした。鬱陶しさと愛おしさのハーフ&ハーフ。

    一丁前のことを言い、生意気だからついつい忘れちゃうけど、10歳はまだ子どもです。(自分の為の忘備録)

    ニューカマー、浮記ちゃんの  “ほんとうに偶然にであったのがここ三十年商店。もうこの出会いだけで、今年の夏は最高と言いたい。”  の一文が嬉しすぎて数回読み返してしまった。万人受けを狙って薄めるようなことをせず、ありのままに好意を持ってくれる人に届け!といつまでも原液で突き進もう。そんなことを思った。

    写真はカメラフォルダに入っていたいつかの朝。朝ごはん前に遠い目をしてマウスピースを時間装着する人。

    書き手

    saico34

    saico34

    神奈川県藤沢市/48歳

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