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    浮記

    浮記

    “みんな何かしら埋めて生きているのよ。安心して忘れなさい。私が覚えておいてあげるから。”

    保育園には電動自転車で向かう。今日はじめて子どもの背中にあてる保冷剤をわすれてしまった。自転車置き場から子どもを抱っこして階段をのぼり2階の家に戻る…のはハイ面倒!となり、自分の首に巻いていた保冷剤をかわりに使うことに。保育園まで12-15分。汗だくになるかと思いきや、さみしくなるくらい涼しい朝だった。たしか8月半ばにもこんな涼しい日があったきがするけれど、まもなく8月が終わる今日が涼しいのとではだいぶ意味合いが違ってくる。こんなに暑くて毎日いやで仕方ないのに、毎年夏がおわる気配に事実に動揺してしまう。

     

    昨日仕事をしすぎたので今日は家のことを片づけた。野菜不足でからだ中にガスが溜まっているのが気になりオーケーに寄る。(レシーヘンさん、我が家もオーケーユーザーです)豆とひき肉がすきなので、夏野菜をたっぷりいれてチリコンカン。子どもはスパイスぬき。さいきん昼間に料理できるときは、PCでテレビを観ながら(お酒がのめたらキッチンドランカーをたのしめただろうってくらいに)ダラダラつくっている。8月が終わるということは『すいか』を観られるのもあとすこしってことでもう1度見直す。ヘッドフォンで聴いているのもありラジオ感覚だが、そのぶんセリフがしみる。

     

    教授こと浅丘ルリ子の声をずっと聞いていたい。大事にしているつもりなのに、ついないがしろにしてしまう日々の営みがいとおしくって、メモしたくなるような言葉であふれている。でもhuluに入り続けるつもりはないからシナリオ本を図書館で予約した。ともさかりえ演ずる絆が「あいつホンモノのばかだ…!」と言いながらくちびるを裏返して泣くシーンは巻き戻して何度もみて目にやきつけた。べつの人生があったら、わたしも賄いつき下宿「ハピネス三茶」に住みたいヨと思ったが、よく考えたらここ三十年商店も似たような場所だと気づき導かれるもんですな~と。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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