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    エフェメラ!

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    「日本橋三越で見た壁。大理石の色合いがカフェオレのコーヒーとミルクが混ざり合う瞬間のようで美しい。」kéngo 2026年 春夏新作展示会 招待状

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     

     


     

    「日本橋三越で見た壁。大理石の色合いがカフェオレのコーヒーとミルクが混ざり合う瞬間のようで美しい。」
    kéngo 2026年 春夏新作展示会 招待状

     


     

     

    イシュミナのくまちゃんから、「kéngoの展示会の招待状、すごいんだけど」とLINE。

     

    26SSコレクションのテーマは「からっぽのままで」。毎回テーマに添った招待状になっていて、ものづくりへのこだわりが感じられる。作りっぱなしじゃなくって、出来上がった何かを伝えようとしているその姿勢に、いつも感動する。

     

    今回の招待状はノート仕立てになっている。ページの間には、コレクションのアイデアソースになった写真や絵が印刷された紙が挟まっている。裏にはその時を切り取った言葉が。ふたりの頭の中を覗き見ているようでなんだか嬉しい。

     

     

     

    今日のエフェメラはこの招待状の言葉から。ノートを受け取った瞬間からはじまるkéngoのコレクション。白い紙の間にこぼれ落ちたアイデアのかけらが、どんな洋服に生まれ変わっているのか楽しみで仕方ない。

     

    (047)

     

     

    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    ほしばあさみ

    ほしばあさみ

    東京都国立市/42歳

    ©30YEARS ARCADE