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    浮記

    浮記

    やっとこさ観てきた。『国宝』いやあ、良かった。

    そう、もちろん良かったけど、自分の中でうれしかったのは映画をとおして伝統芸能・大衆文化への関心や愛が再燃していくかんじ。「曽根崎心中」を生で観たい〜!とか、落語や講談を久しぶりに聴きにいきたい〜!とか

    子育て真っ只中だと、どうしても自分のすきなことを後回しにしがち。今日だってせっかく時間ができたのにまずやりたいと思いついたのは家の中のあれこれだった。次に友人と会う。毎日毎日登場人物が少ない世界に生きているのも、なんだかさみしくなってしまう。圧倒的におしゃべりが足りない。在宅勤務ってのもあるし、これも自分が選んだ道なんだけど、たまに「やってらんないからとりあえず焼肉行くべ!」と昼間から肉を喰らいひたすら喋り通していた先輩同僚とのランチタイムを懐かしくおもう。一方で本当にひとりを味わいたくもなるので、結果映画を観る!に決めたのだった。『国宝』は公開当時からチェックしていたけれど、公開からしばらく経った平日朝イチの今日も老若男女のにぎわい。たぶんリピーターが新規を連れてきているの図もチラホラで噂通りの大ヒットだ。

    わたしは10代のときは生といったら音楽ライブばかりだったけれど、2015年に「立川志らく独演会 with ZAZEN BOYS」で初めて生の落語を聴いて以来、休日にひとり落語や演劇を観に行くのが生きがいだった。生の格好よさ、気迫、そしてやっぱり血筋vs才能といったドラマに魅了された。

    190分という邦画にしては中々の長さだけれど勝手にチャプター分けしちゃうとこんなかんじ。

    1章ー天才とそうでない者たち

    2章ー血の拒絶

    3章ーゆるそう、だが忘れない。その先に

    久しぶりに”業の肯定”を浴びて生気がみなぎった!と思いきや、鑑賞後いっきに体調がわるくなったので細かい感想は割愛というか断念、後日Filmarksに書くとでもします。

    頭痛吐き気めまいに襲われて帰宅するのも一苦労だった。コンディションのせいなんだろうけど、帰宅したあと1回復活して、いままた頭痛にやられているので今日は寝ます。夫に感謝!

    写真は行きに利用したレンタサイクルの自転車。子乗せ電動に慣れているからか身軽さに感動してしまった。今日の暑さでも、どこまでも行けちゃいそうな疾走ぶりだった。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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