「ビーフシチューを好んだ吉田だが、「会話に夢中になると、ナイフとフォークで食べるのが面倒だ。話しながらでも、手づかみで食べられないものか」と、先代マスター(故・鈴木一郎さん)に相談し、それに応えて誕生したのが「ビーフパイ」だったのだ。」『ランチョン』ホームページ
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
エフェメラ!
エフェメラ!
2025年10月9日
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「日本は歴史を作ったばかりだが、誰もが額装したい類のものではない。日本はついにガラスの天井を打ち破ったが、それは棺桶の蓋に過ぎなかった。」
樺島万里子のツイート
10月4日(土)は、親戚の集まりの日であり、自民党総裁選の日でもあった。高市早苗が新総裁になった。てっきり小泉進次郎だろうと思っていたので、結果を知ったときはちょっと驚いた。それから、新しい首相になるのかなあと思った。なんとなく複雑な気持ちで。
なんとなく複雑な気持ちなのは今も変わらないけれど、とはいえ少しスッとしたのはある記事を読んだから。流れてきたツイートには、その記事の冒頭が書かれていた。
「日本は歴史を作ったばかりだが、誰もが額装したい類のものではない。日本はついにガラスの天井を打ち破ったが、それは棺桶の蓋に過ぎなかった。」
「記事の冒頭」と書いたけれど、これは英語からの翻訳版。「額装」とか「棺桶の蓋」といった単語なり言い回しなりが独特なのは、筆者がアメリカ出身の記者だからだろう。続く、彼女の経歴に触れる内容もなかなか辛辣かつユーモラスで、そうそう、こういうことを知りたかったんだよなとスッとしつつ、やはりこんな人でどうなってしまうんだろうと複雑な気持ちであることに変わりはない。(061)
エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
その辺に転がっていてなんぼのエフェメラだけど、忘れがたきものも混じっているもので。その本分をわきまえつつ、このひと月を振...