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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    地衣類


    土の本を読んで、ランニングコースでこれまで全く意識してなかったものにフラグが立った。石垣とか側溝のフタとかに付着しているオレンジ色っぽいもの。ツブダイダイゴケというそうな。

    コケ、と名付けられているが、いわゆる苔の仲間ではなく、カビみたいなもの。それが光合成をするシアノバクテリア、いわゆる藍藻と共生している「地衣類」というもの。

    植物もなく土もなく、まだ岩石しかなかった太古の地上に初めて進出したのは、これらのものだったらしい。こうしたものたちの死骸がその後、土の材料として地上に蓄積されて、植物たちの進出を可能にしていったらしい。舗装道路や石垣など土がない環境は6億年前の土壌がなかった時代の地上環境と似ているので、現在もこういうところに地衣類は見られるそうな。そう言われて走っていると、確かにそこら中に今も見られる。

    入力された知識によって、いつもの風景にこれまでと違うフラグが立つ、という典型的なパターン。色々勉強になることはたくさんある。今日は空気が澄んでいて海も透明度高し。

    福岡出身のemiさんにはウエスト、響くみたいですね。ビール飲んでもつ鍋しか食べなかったけど、一人で来てうどん食べてる若い女性が多く、ソウルフード感を感じました。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

    ©30YEARS ARCADE