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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    残タスクと優しい男

    昨日、子どもたちの成長讃歌のような締めくくりで日記を終えたにも関わらず、今日は次男の「ねえ、きいて」攻撃に辟易している。珍しく仕事を持ち帰ってしまい、しかもそれが久々に使用するpremiere proという動画編集ソフトでのタスク。なかなか思った通りに進まない。

    こちらの都合で悪いんだけど、こっちも人間なので集中したくて放っておいてほしいこともあるのよ。

     

    前職の時は基本在宅勤務だったのだが、つい仕事を夜まで持ち越してしまい「仕事と子ども」という水と油のような組み合わせにぐったりしていた。在宅勤務でもしっかりと業務時間を区切れるような人だったら良いのだろうけれど、やれるところまでやりたい。という私のようなタイプに、在宅勤務は向いていなかったんだと思う。

     

    しかし鬱陶しいと思いながらも耳を傾ける次男のおしゃべりは、時折興味深いものがありつい手が止まってしまう。本当はもっとしっかり聞いてあげたいのだけど。不甲斐ない母でごめんよ。

    「(クラスメイトの)のHちゃんは僕のことが好きで、僕もHちゃんが好きなんだよね」

    『え、両思いじゃん』

    「そう、一日に一回は必ず一緒に遊ぶんだよ」

    ここらへんで、思わず止まる私の作業の手。

    『何して遊ぶの』

    「それはその日によって違くて、Hちゃんに何して遊びたいか聞くんだよ。Hちゃんが遊びたいもので遊ぶんだよ」

    ・・・だそうな!6歳のこれが恋愛感情なのかどうかはよくわからないけれど、好きな女の子に対して随分優しいんですね!!!非常に良いことです!優しい男であれ!!

    とか思っていると、作業は一向に進まないのであった。

     

     

    明日からの大きな秋のお祭りに街中はすっかりお祭りムード。帰る頃には提灯の明かりが綺麗だった。自転車に乗せた長男に「日記に載せたいから写真撮って」とお願いしたら、躍動感ある一枚を撮ってくれた。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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