道作りと門番
火曜、日中は電気工事士になったり、移動して別の工事の打ち合わせなどをする。地下鉄から降りて地上に出る直前に、たちこめる灼...
悩みのタネに水をまく
ナヤミノタネニミズヲマク
2025年9月25日
手が滑った記録が残っていた。
木曜、電気工事士として主に活動する。最近着手している物件は、既存利用が多かったり間仕切りが立ってから動き出している。いつもは解体して再生する間に仕込む流れなので。勝手が違い制約が多い。
今日に関しては、配線のルールがどうやらわたしのルールと違っていて、作業するために一手間労力をかけるのが大変だった。ざっくりいうと地域ごとのゴミ出しのルールが違うのに近い。
帰りがけに本屋に寄って「アンダーザスキン/宇野碧」を手に入れる。宇野さんの作品は、なにかを失ったり悩みを抱えた登場人物が、それを受け入れていく過程を描くものが多いので、悩みのタネの民(なや民)としては読むたび唸ってばかりである。そして宇野さんの文章はその人物(および感情移入したわたし)をやさしく包んでくれるようで、心地がよい。今、紹介するために宇野さんのページをながめていて見つけた、小説現代長編新人賞受賞のことばがとてもよかった。
厚めの単行本なので、通勤では持って行けなさそうだけど、最近夜が長くなってきたので、それはそれで家で読むのが楽しみである。