久しぶりの青空
今日も作業の合間にあつ森。 随分先を行く娘が、私の世話を焼けるのがなんとも嬉しいみたいで。 たぬき商店を作るのに、鉄鉱石...
島縞
シマシマ
2025年10月4日
いつも過ごしているダイニングキッチン。そこと廊下の間に引き戸がある。
晴れた日、廊下の向こうの洋間の窓からは光が指す。たくさんのおうちやお店の向こうに、お山と空を望む。『ここからそれを眺める』のが、娘の好きなこと。一昨日、初めて知ったこと。雨の日は、そこからなにものかがやってきそうで怖いから、引き戸は閉じるのだと言う。
そして今日は、閉じている。
雷は何度も海に落ちて、この部屋の床までジリドドドワーンと響かせる。
月初だ。ということで、仕事三昧だった。普段仕事をしていない人間の三昧は、ひとの通常ほどもないのだけれど。始めたらバリバリとのめり込む。そして、他が手につかなくなる。終わるまで、目処が立つまで、それが続く。うまく切り替えられないのに在宅ワークができているのは、それほどの量を抱えていないからなのだろう。もっとバランスの取れた人間になりたい。
ようやく、頭はこちらの世界へと戻ってきた。
けれど、心は幼児のおもちゃ箱状態。
昨晩布団に転がり、真っ暗な向こうに娘の気配を感じながら気がついた。娘もいよいよホルモンのやっかいさに、巻きこまれているのかもしれない。お腹空いた、楽しい、悲しい、嬉しい。単純で素直な感情に、いつからままならなさが混じっていたのか。
身長もいよいよ私の口元に近い。たまに膝の上にくるけれど、もはや収まらないサイズ感。
ベッタリがいつまで続くのかとヤキモキしているけれど、本人と私の思っているよりずっと早い先までなのかもしれない。
長崎県五島市/44歳