帰る頃になり、完璧な雪とは言えないような、みぞれと雪の間のようなものがチラホラと降っている。積もることもなく、地面に落ちてはその姿を水へと溶かすレベル。

それでも長男も次男も帰り道大喜び。雪国出身の私にとっては厄介者の雪も、彼等にとっては空からのプレゼントに他ならないみたい。こういうとき、息子たちはどんな視線でこの世界を見ているのだろうと改めて思う。もう一度同じ視点に立って世界を眺めてみたいけれど、もうそれは許されない。私は大人になってしまったから。

.

サイコさんの最適解の話、この質問を8歳の息子にぶつけたら、どんな答えが出てくるのだろう。ソフィさんが気になったように、私も非常に気になった。なので、本人に聞いてみた。

「ママ毎日色々と注意することがあるけれど、二人ができるようになった方がいいと思って言ってるんだよね。それってどう思ってる？怒られるからやらなきゃって思ってる？それやめてほしいって思う？」

と、サイコさんが息子くんに聞いたのと同じような質問をぶつけてみる。

『怒られたらやらなくちゃって思う。でも別にやめてほしいとは思わない。』

と答える長男。【注意や怒るのをやめて】と言わないところはサイコさんのお家と一緒だなと頷く。しかし続いて

『怒るのやめなくていいよ。怒られてもなんとも思わない、だってママ優しいから』

と言ったではありませんか！

えええ！！！

と、声が出そうになるのを抑える。なんか思ってたんと違う。自分の中ではかなり怖い感じで怒ってるつもりだったんだけど、怒られてもなんとも思わないって、、、全然響いてなかったのかい！

でもそう思いながら、反面「やさしい」と言われたことに嬉しさを感じたのも正直あった。私は確かにどこかでやさしい母でありたいと思っていたのではないか。

もしかしてそこまで見据えて、彼なりの最適解として答えていると考えるのは、買い被りすぎだろうか。でも、こちらが思っているより全然深く、子どもって親のことをわかってるのかもしれない…

更に「じゃあ、脱いだ服を片付けるとかゴミを捨てるとか、そういうのっていつごろ言われなくてもできるようになると思う？」と聞いたら

『30歳頃かな』

と言われ、思わずずっこけて会話終了。

.

30になるまで親から注意してもらえると思ってるなんて、我が息子ながらとんでもないな、って感じ。でもこれが8歳現在の息子の記録ということで残しておきます苦笑

サイコさんが書いていた通り、親子も人間関係のひとつ。これだからおもしろいよね…

.

.

追伸：

タバタさんが息子達が芋けんぴをかじってたところで素敵なお写真を撮っていて（おしゃれな妊婦さんに惚れ惚れ）時を別にして同じ場所を訪れている不思議を感じます。

そして習い事の時間が1時間倒しはキツイですね！「いやいや、この程度」なんかじゃ全然ないです。タバタ家も頑張ってると思うと、我が家も頑張れます

(338)