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    エフェメラ!

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    「流行(トレンド)という外圧を盾にせず、わたしがわたしとして真正面から「好きじゃない」という表現でぶつかれるようになろうと誓った」ほしばあさみ

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     

     


     

    「流行(トレンド)という外圧を盾にせず、わたしがわたしとして真正面から「好きじゃない」という表現でぶつかれるようになろうと誓った」
    ほしばあさみ

     


     

     

    仕事がバタバタし始めると、そちらに一気に頭を持っていかれるタチで、日記を更新するのは……何日ぶりか。

    取り急ぎのエフェメラは、ほしばあさみの日記から。

    そもそも「ダサい」というのは、ほしばと僕の間でとても大事な価値観。これまでにどれほど他人の「ダサさ」を取り上げて笑い合ったことか(最低!)。なかにはトレンドにまつわることもあったけど、それは重要ではない。だから、この日記には「?」と思った。

    というのも、僕のなかで「ダサい」というのは「いい感じ"ではない"」という意味で使っている。言ってしまえば「好きじゃない」ということを示しているわけで。

    逆に言えば、「ダサい」というのは、特定のものを指していない。「ダサい」というのは、いつだって「よくない」ということ。とどのつまり、自分にとって「よい」以外の全てを指す言葉だと思っている。「よい」以外のなかには当然「ダサさ」の濃淡があって、その曖昧さこそが、語りがいを生み出している。

    だから、なにが「好き"じゃない"という表現でぶつかれるようになろうと誓った」だ、と思う。あなたがやっていることは、すでにしてそういうことだよと。

    内輪話ですみません。特に喧嘩をしてるわけではありません(笑)。日記のことは日記のことで、一旦書いておきます。(068)

     

     

    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    迎亮太

    迎亮太

    東京都国立市/32歳

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