やらなきゃいけないと知りながら
来週の頭に引越します。 と言っても大通りを挟んで反対側にあるフラットに引越しなので、生活圏ほぼ変わらず。 今日ダンボール...

Seize the day
シィーズザディ
2025年10月27日
遅ればせながら、かきぬまさん、とこさん、お誕生日おめでとうございます。そしてmigiwaさんとCAL TATAUのお二人の本オープンもおめでとうございます。
私も、とこさん同様に浮記さんエピソードを読ませて頂き、ひとつ思い出したことがありました。
私の友達も幼少期に浦安市のマンモスマンションに住んでいて、そこでは同じような家庭環境と価値観の人たちが集い、生活していたと言っていた。そこから推測するに、きっと横並びの目線は見えない結界のように張り巡らされていたのだろうと。
それが日本的だとか何だと言うつもりはなく、ただただそういう世界がそこにはあったんだと理解しました。
ロンドンに来て、私の価値観は(良い意味で)あっさり崩壊。
これはあくまで私個人が感じることですが、あまりにも人種が多過ぎて、一体何が正解なのかわからないのです。ダウンコートを着込んだ人の横を、半袖短パンの人が軽快に通り抜け、タイ料理屋の隣にフィッシュ&チップスの店が並ぶ世界。
みんながみんな、多様性を受け入れてはいないだろうけど、危ういバランスの中で今日も共存している。
そしてお互いを思い遣って「Have a good day!」「Take care.」という言葉が交わされる。言葉がなくてもウィンクが飛んでくる日もある。
日本よりも先にある意味「衰退した」と言われるイギリスは、衰退というより国として新たなフェーズに入ったように感じる。「老い」をどうやって受け入れて自分を活性化させていくのか。料理一つ取っても、マズイと言われ続けたイギリス料理は、移民のおかげで確実にグレードアップしていると個人的には思っている。
今ある現実を受け止めて、自分なりにどう進化していくのか?そのバランス感覚が、これからを生きる全ての人に求められているのかな、とぼんやり感じる今日この頃。


イギリス・ロンドン/47歳