お向かいの解体始まる
今の家に住んで9年目だが、お向かいの家には、ずっとおばあちゃんが一人で暮らしていた。朝、デイサービスの車が迎えに来て施設...

風早草子
カザハヤソウシ
2025年11月4日
ようやく快晴となった連休3日目。野球用に買った望遠レンズを鳥を写すのに使ってみようとずっと思っていたので、バイクで出動。狙いはミサゴ。勢いよく海に飛び込んで脚で魚を掴み取る大型のタカの仲間。葉山では秋から冬に海岸でよく見られる。最近はランニングで海辺を走るといつも数羽が見られて、結構間近でドボン、ドボンと豪快にダイビングしている。一眼レフカメラで狙いたいなー、といつも思っていたのをようやく実行。
が、しかし。そういう日に限って、ミサゴの姿は見当たらない。まあ鳥見の世界のあるあるだ。(笑)よくミサゴが見られる芝崎海岸でしばらく待機。すると、はるか沖の方からこちらに向かって来るミサゴ発見!さあ、目の前でこれから狩りを始めるか?と期待したのだけど、よく見たら脚にもう魚持ってるよ・・・。狩りを終えて安全な場所に持って行ってこれから食べるつもりらしい。一応、写真は撮ったけど。魚はメジナかな?

ということでミサゴは諦めてマヒワ狙いで湘南国際村へ行ってみるが、空振り。ジョウビタキのメスの写真を撮ったけど、これはご近所どこでも見られる鳥。

さてどうしたものか?と思っていたら、上空をハイタカが通過。さっきバイクで走っている途中にも1羽見た。ハイタカは越冬のためにこの辺りに渡って来る小型のタカ。一般的に日本の渡り鳥は、北日本から南へ、そして列島の形状によって東から西へ渡っていく。三浦半島の武山で観察されるサシバやハチクマというタカはそういうパターンで、房総半島方面から東京湾を越えて飛来し、武山から西へ向かって飛び去っていく。でもハイタカはそれと全く逆方向の渡りをすることが知られている。ただ、その時期に武山に行って自分でちゃんと見たことはないので、今日は写真は置いておいて武山に行ってみることに。

快晴の武山。観察している人も多数。聞くと朝からハイタカが結構渡っているということ。そう言っているうちに何羽かハイタカが西から飛んできて、武山上空でぐんぐん高度を上げて、滑るように東へ、房総半島に向かって流れていった。確かに西から東へ渡っている。ハイタカはただでさえ小さいタカでそれが高度を上げてしまうので、写真はまあ証拠程度。観察しているグループのホームページを見ると、この日は50羽が東に向かって渡って行ったらしい。

ハイタカは大陸から朝鮮半島経由で西日本に渡ってきて、それが列島沿いに東日本に拡散していく、と考えられている。ただ北海道では十勝平野などで相当数が繁殖していて、秋冬は南に渡ると考えられている。それらは通常の東から西へ、というコースで飛びそうだけど、これだけ逆方向の渡りが目につくというのは、朝鮮半島コースで飛来する個体の数がかなり多いのだろうか?鳥の世界は分からないことだらけなのだけど、色々知りたい。

神奈川県葉山町/58歳