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    のちの野良

    のちの野良
    ノチノノラ

    四ッ谷 みね村

    食欲の秋。最近は器に対しての興味がより強くなっている。

    一流のお店で使われている漆器椀を体験したいと考えていたら、ご縁があり最高峰のお店に同行することができた。 初手から豪快な松茸のフライ。

    松茸をフライにすることは考えたこともなかった。もったいなくて薄くしか食べたことがなかった過去を悔いるほど。 対して骨なし秋刀魚は驚くほど丁寧な仕事。

    内臓を残し、かぶりつけるようにして出してくれた。 食材に心が持っていかれたタイミングで椀物。

    黒蒔絵の椀で出された信州の松茸と海老しんじょう。

    その後も、さらっと出てくるバカラのグラス。

    器も料理も、人の手の積み重ねが感じられた。田舎で育った身としては、本当に都会は、東京はすごい。

    間違いない。

    けど、能登から引き継いで手元にある輪島塗漆器も負けてはいない。器ひとつひとつに時間と物語が宿っている。

    どんな料理や場面で生きるのかを想像しながら、次の引き継ぎ先を探していく。

    ということで、安政時代の輪島塗漆器を見てもらい、ご意見を頂戴しました。

    しかし、トロさわら美味しかったなー。

    焼き方も近くで見ていたので、サワラが釣れたら真似して作ってみよう。

     

    書き手

    ぴんぽいんと

    ぴんぽいんと

    東京都新宿区/44歳

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