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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    growing puppies

     私はもっと踏み込んだ情報が欲しかった。

    とこちゃん、先生と話せて良かったね。今までお世話になった先生だから勇気がいったよね。娘ちゃんのことが1番だから、きっと先生もこころから応援してくれていると思います。

    もっと踏み込んだ情報が欲しいって思ったことがわたしにもあった。ソフィとわたしは、ソフィが11ヶ月のときにイタリアに来た。

    まだ日本にいた7ヶ月の離乳食で何も考えてなかったお気楽なわたしがたまごボーロをあげちゃって、それで娘のアレルギーに気づいた。今考えるとアホすぎて情けない。日本ではすぐに近くの小児科医がアレルギー治療も対応してくれたのだけど、右も左もわからないイタリアでアレルギー治療なんて長期戦になるのにどうしたものか、と思っていたとき。

    イタリア版アイアンレディの義母が、かかりつけ医の小児科医に直接聞いてくれたのだった。イタリアの医療システムでは、まずかかりつけ医に話を通してからでないと専門科医にかかるのは難しい。このエリアでも良医と言われるその小児科医は、なんとパドバという街にある北イタリアで1番の小児アレルギー専門の大学病院を紹介してくれた。

    パドバはベネチアから西へ30分くらいの街で、うちからはフレッチャロッサやイタロなどの特急電車を乗り継いで3時間くらいかかる。待ち時間を考慮しなくてすむ車移動ならば2時間強だけれど、周りが130kmで突っ切っていくイタリア高速を、車で2時間も飛ばす覚悟はまだわたしには無い。

    そんなわけで、毎年2回くらい前泊してソフィとわたしはパドバに小旅行だ。ソフィは電車とかホテル滞在が楽しいみたい。うちの近くにはない中華料理店でふたりでランチやディムサムをしたりで、ちょっとワクワクする。減感療法のため、もしものショック時の緊急処置のためのチューブを腕に刺されたり、血液検査されたりでソフィは毎回泣くけど。でもソフィのアレルギー治療はこの先生たちに任せて信じて、これで良いんだって、わたしが思えているのは救いだ。

    おかげで遅々としてはいるものの、卵はだいぶ食べれてる。まだ卵のあとにナッツ類という強敵が待っているけれど、またゆっくりゆっくりゆっくり、慣れさせていくのだろう。

    仔犬たちは、ぐんぐん大きくなっている。測ってみたら動くので正解にはわからないけど400gくらいあるんじゃなかろうか。毎日みるみると膨らんでいってる。飲んで寝て、だけでこんなに大きくなるとは。見ていてほんとに飽きない。ずっとほぼ付き添いで授乳したりおしもを舐めてきれいにしてあげてるルナはほんとに尊敬する。

    寝るときはだいたいこんな風に乗っかりあってくっついてる。重たそうだけど安心するみたいだ。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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