悩み多き秋
町の上空を舞うヒヨドリの大群。かつては本州ではこういう群れはどんどん通過してもっと南方へ渡っていたと思うのだけど、近年、...

風早草子
カザハヤソウシ
2025年11月9日

まだ咲いている立石のハマカンゾウ。
昨日の母訪問のモヤモヤを早朝日記に吐き出してから、リフレッシュのため、ランニングへ。適度な冷え込み具合で、長袖Tシャツ、短パンタイツ、薄手の手袋でちょうど良く、体がキレている。自然にペースが上がる感じ。

いつも通り、浄楽寺朝市の魚屋さんを物色。最近、魚の詰め放題をやっている日が多いのだけど、小魚を大量に捌くのはよほど暇でないと大変なので、手を出していない。でも今日は詰め放題の対象に小さいメジマグロが。本鮪、すなわちクロマグロの幼魚だ。最近、資源管理のために漁獲制限をしている成果か、クロマグロはたくさん取れるようになっているらしい。佐島でも定置網にたくさん入って、シーズン途中で漁獲枠に達してしまって、以降は出荷できず困っていると前に聞いた。こういう小さいのは漁獲枠にはカウントされないのだるか?まあしかし、網に入ってしまうものは仕方ないのだろう。定置網に小さいメジがたくさん入るのも資源量の回復を示しているのかもしれない。

ちなみに私はメジのさらに小さいのがヨコワだと思っていたのだけど、「ヨコワか」と呟いたら、魚屋の兄さんに「関西の出身ですか?」と聞かれた。関東ではメジ、西日本ではヨコワと言うらしい。どちらもクロマグロの幼魚。大きいマグロに比べると脂も乗っていないし、身が柔らかくて、さっぱりした魚で、すごく美味、というわけでもないのだけど、マグロを詰め放題で買う機会は滅多になかろうと、参戦。でもそこまで数はいらないので、袋は800円の中で、と言ったら、魚屋の親父さんに「200円しか違わないんだから、大きいのにしなよ!」と言われ、1000円の大に。このくらいで十分、と数匹詰めて、あとで取りにくるから、と親父さんに渡したら、「まだまだ入るよ!もっと入れなよ!」と突き返される。(笑)分かったよ、仕方ないな。


ということで、このような事態になってしまった次第。8匹いた。1000円でマグロ8匹。マグロとしては小さいけど、魚として大きいので捌くのはさほど面倒ではないのだけど、皮が薄くて切れやすくて、皮を引くのに苦戦した。途中から割り切って、皮を引く、という考えを捨てて、柳刃包丁で皮と身の間を切る、というやり方に切り替え。たくさんあるので、皮目に多少身が残っても良かろう。

ただの刺身と、味変で漬けも。白身はカンパチ。こちらは1匹800円。カンパチとしてはかなり安くて、本当はこれだけ買うつもりだったのだけど、メジ祭りになってしまった。(笑)妻の友人に分けたりもしたのだけど、まだ冷蔵庫にかなりある。まあそれでも本マグロなので、食べれば普通に美味しいのだけど。とりあえず我が家はしばらくマグロの日々かな。
おまけ。
ルイスさんの写真のミラノのムクドリがいい感じ。ヨーロッパだとホシムクドリだ。日本のムクドリもねぐら入りの前に大群で飛び回るけど、ホシムクドリの群れはさらに激しく生き物ののように形を変えてウネウネと縦横無尽に空を駆け回るらしい。一度、見てみたい。実はミラノには20年くらい前に行ったのだけど、春だったから、ムクドリが大群を作る季節じゃなかったな。妻の妹の結婚式に招待されて、当時2歳半だった長女と1歳半だった長男を連れて行ったけど、とても観光どころではなかった。(笑)ジェラート食べてドゥオモのあたり歩いていた記憶くらいしかないけど、楽しかった印象はある。
トコさんのお子さんの石!うちの長男も石派だった。(笑)気に入った石をみつけると家に持ち帰っていた。ただ長女の方は棒派で、こちらは気に入った棒、枝を見つけると拾って持ち歩き、これまた家に持ち帰っていた。だから代々木公園自主保育の頃の我が家の玄関は、枝と石だらけだった。懐かしい。

神奈川県葉山町/58歳