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    赤マルと重機

    子どものお迎え後、先週は保育園の帰りをぐるぐる散策したけれど今週はそんな元気はないみたいですぐに自転車に乗る。15分くらいかけて家まで帰るが、その15分でいっきに暗くなる。今日はその暗くなる手前、空がきれいだった。信号待ちで写真をとってみたが、すぐにスマホの電池がきれてしまった。(仕事中、忙殺されているとつい充電をわすれてしまう…)まあ、写真にとれなくても目にやきつければいいよね、と思ったが、帰宅して充電してみると写真はとれていた。思わずギリギリふんばったスマホを擬人化して想像する。

    ここに書き忘れていた忘れたくないことを。

    11月のはじめだったか(記録しないといつだったか思い出せないのだ)、すこし早く家をでられたある日、送迎ルートにある工事現場の前で足をとめて重機をながめていたら。

    中でショベルカー?を動かす兄さんに手招きされた。思わず「そっち?いいの?」みたいなジェスチャーをしたら「おいで」のジェスチャー。保育園に行かせなきゃだけど、ここは在宅勤務の強み。保育園には申し訳ないけれどちょっと遅刻します!自転車のまま工事現場の中へ。子どもは「おお~っ!!」と感嘆!わたしも目の前に立つと想像以上に迫力のある「油圧ショベル」ってやつ?を目の前に感動。そしたら兄さん「これで10人め」って笑顔。ほんと、こういう人たちの粋な計らいありがたすぎるよっ。ミニチュアの重機をみせてもらい、小さめの重機に乗せてもらう。子どもはやっぱり乗るより見る派でそこは泣く。「飽きたら帰っていいから」と去り際もかっくいい兄さん。保育園があるしこれだけで大満足とバイバイした。兄さんの手にあった赤マル、母ちゃん見逃さなかったよ。いつも通るから差し入れしたいけれど、逆にうざいもんでしょうか?子どもが生まれてからたまにこういう社会のあったかさに触れるたび、なにか少しでも恩を返さないと気が済まない。はたらくくるまもかっこいいが、はたらくひとたちもかっこいいことを子どもに伝えたい。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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