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    ピーエス

    たくさん話した金曜

    金曜、蓮沼へ向かう朝。

    師匠が構造設計をした森山邸と同じ通り沿いに12年前に担当した長屋があり、外から様子を眺めてから森山邸へ。

    初対面のくまちゃんの第一声は「PSさん!?」であった。いきなり言い当てられて驚きつつも、そう言われた私の感想は「いつも聴いてる声!」であった。

    地下1階、地上3階の建物の中で2階と3階に作品が散りばめられており、晴天の朝の陽光が3階の大きな窓からとめどなく注ぎ込んでいる。

    建築をやる人間にとってあまりに有名なこの建物の中に入るのは初めてでついつい建物の細部に目がいってしまう。

    厚みなども気になるところで、スラブ開口の小口に手をあてて「180mmか…」と思っていたらそこに、ほしばさんが会場内に散りばめたテキストが。

    してやられた感がすごい。笑

    昨日はツボミだったカリスマが咲いた、とか、パリで飲茶バー、とか、いつか「いつか話した気がする」に昇華するのかな。

    階段を登ったり降りたりしながら作品眺めて、座ってお喋りして、ほしばさんのドールが微笑みかけているように見えたりして。

    絶対に住むには過酷な箱だけど、とても居心地の良い時間で時計を見るのも忘れていて気が付けば午後の打ち合わせの時間がせまっていた。

    じゃあもう行きますね、と上階にいたほしばさんに伝えに行ったついでにあの建築の変態ディテールのひとつをお話し。浮記さんもあんなマニアックな話を聞いてくれてありがとう。

    数ある変態ディテールのひとつを貼っておこう。手前の植物にピントが合ってしまってるが、刺激が強いのでそのくらいがいいのかもしれない。

    移動して打合せ、終了後に事務所へ移動。着いたらすぐ別のオンライン打合せ、でこの日は終わり。

    喋りっぱなしの1日だったな。

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/48歳

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