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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    誰かがつくった波紋を眺めて

    三十年商店の面白いところに、たまに交差する書き手同士というのがあると思う。以前も書いた気がするんだけれど。

    これは正直一人クローズドな環境で日記を書いている時には得られない感覚だし、SNSのような広すぎる海の中でも得られない感覚だと思う。別に内輪で盛り上がっているというわけでもなく、誰かが水面に投げた石の波紋を見て、自分はどんな石を持っているか改めて手の中を見る。みたいな感じ。冷静な温度感。

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    実は昨日書いた「怒りについて」という日記、自分の見せてはいけない部分を書いてしまったような気がして、少しソワソワしていたのだ。怒りの表明が下手くそな私が、怒りについて書いて良かったのだろうか。という思いに苛まれていた(別に自分の日記なんだから、何書いても良いはずではあるのだが)

    最近ネット上(特にSNS)であまりにも過剰だと感じる怒りを目にすることも多く、ますます喜怒哀楽のうちの「怒」を表明することに敏感に、そして臆病になっていることを自覚した。

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    しかし今朝通勤時に三十年商店を開いたところ、sakipomcoさんが私の日記を読んでご自身について考えたと書いてくれていた。あ、なんか書いて良かったのかも。と、不思議な気持ちになった。それは許しにも似たような気持ちだった。

    そもそも私は田畠さんが書いた日記を読んで、先述の日記を書いており、それを読んでsakipomcoさんがまた日記を書いている。水面に波紋が広がっていく。

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    ちなみにsakipomcoさんが

    自分の思い描くリスペクトのカタチと、相手のソレが違うパターン?家族というか親子だから、そもそもあてはまらないのか?いや、家族であってもリスペクトは絶対必要。

    と書いていて、私の思考も「怒り」から「家族」へと広がっていく。「家族」って不思議すぎる共同体だよなあ。「家族以外」の全人類に対しては当てはまることが、たった数人の「家族」を対象にした途端、当てはまらないことばっかりなんだもの。

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    てなわけで、今日も楽しく三十年商店で書いて読んで考えてを繰り返しております。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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