trippa
トリッパは、イタリア料理で出てくる牛モツ(胃袋)のトマト煮。名前がかわいい。 牛には4つ胃袋があるそうだ。1つめがミノ、...

Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年12月5日
昨日はソフィの心電図を取りに病院まで。イタリアではスポーツの習い事をするときには必ず医師の診断書の提出が必要で、毎年1回は心電図を取ってドクターに「スポーツやっても大丈夫!」っていう書類にサインしてもらう。忘れないように、誕生日のあとに毎年スケジューリングしている。

看護師さんによばれて心電図取って、視力検査と身長体重を測り、そのあとにおじいちゃんドクターの検診。骨格や肺の様子などを問診してくれた。そのときに、家族の健康状態も聞かれたので、夫が4歳のころに心臓の外科手術をしていることを思い出して話すと、どんな手術だった?と詳しい情報を聞かれ、うまく説明できなかった。
その話を日本語で聞いていたらうろ覚えでも覚えていたんだろうけど、10年前以上も前にイタリア語でよくわからないまま聞いていたのが、いまになって露呈した。おじいちゃん先生もあまりの情報の薄さに困った顔をしていたけど、もう40年以上も前の話で夫はそれ以来元気にサッカーやスキーなどしてきている旨を伝えてやり過ごした。
4歳の頃に心臓の手術、なんて考えただけで、親の気持ちを思うとドキドキしてくる。そういうのを乗り越えてきているから、彼の両親が彼をケアする気持ちがいまでも強すぎるくらいに私には感じるのかもしれない。時々夫からやたらと横柄な振る舞いをされると、こうして甘やかして育っちゃったのも仕方ないのかも、と思ったり。三つ子の魂百までとは良く言ったものだ。
そんな夫が昨日から38度の発熱。隔離するという概念が弱いのか、自由に家の中を歩き回ったりリビングに滞在していたりするので、さすがに自主隔離をお願いした。人に移したら申し訳ない、とか、迷惑をかけちゃいけない、っていう感覚は、日本人だからかもしれないけれど、わたしと夫との間で95対5くらいの差が明らかにある。

イタリア・ベルガモ/46歳