秋田の謎
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悩みのタネに水をまく
ナヤミノタネニミズヲマク
2024年8月16日
見慣れぬギャラリー【下書きに戻してます】
明日の週末喫茶の準備で台所にたつ。おもに桃を煮る。
なんだか視界に違和感があり、回りを見渡す。すこしはなれたところで植物たちがこちらの様子をうかがっていた。少し傾いた感じが、首をかしげている雰囲気をより纏わせている。
これらは台風に備えて、室内に避難させていたものたちだ。
一番大きいユーカリは、メルカリで買って最初は10センチほどだったけど、1年ちょっとで、わたしと同じくらいの背丈になっていた。ベランダに置いていたときは気づかなかった(もしかしたら気づきたくなかった)ものの、こう横に並ぶと、成長を感じずにはいられない。来年になったらどうなっているのだろうか。
今年はじめて育てた茄子は、途中で旅行をはさんだために成長が止まってしまい、1個だけ実をつけた。そしていつ採ればいいか分からず、時が過ぎ、食べ時も過ぎてしまった。しまった。でも晩年の佇まいは絵画に出てきそうで、これはこれでいい。観賞用の茄子としての役割は十分に果たしている。
と思いふけていると、桃がいい感じに煮たったので、瓶につめて冷やす。明日の東京はうってかわって晴れ晴れするらしいので、彼らもまた定位置でのびのび育ってほしい。
書き手
ぐっさん
東京都墨田区／33歳
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