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    エフェメラ!

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    エフェメラ!

    「This show was made by humans.」ドラマ『プルリブス』エンドクレジット

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     


     

    「This show was made by humans.」
    ドラマ『プルリブス』エンドクレジット

     


     

     

    まずは本当にありがとうございます、って言いたい。イシュミナ最新回(EP.111)ではわたしの身に起きた精神の捻挫と身体の捻挫について話したんだけれど、それを聞いてくれたPSさんやサイコさんからの言葉にふわりと体を持ち上げてもらってます。端的にいうとわたしと迎のあいだに入った大きなヒビの話。(あ!別れてはないです!ちゃんと好きです!迎も日記書くって言ってます!笑)この日記でも起こったことや思ったことについて赤裸々に書こっかな~って思ったんだけど、どうしても文字になるときつくなっちゃいそうで、書けなかった。話すのだと、声色で伝わることもおおいかな、って思ってポッドキャストでは話したんだけど…正直ポッドキャストで話すのも(相手がいることだし)どうしようかな、傷つけてしまうかな、ってめっちゃ悩んだ。だけど、結論から言って今は話してよかったと思ってる!実は、配信したあとすぐに同じような経験をした人からお便りが届き、ぶわっと胸熱状態。それもまたいつかの配信で紹介できたらな。商店メンバーのみんなとは今度会ったときにでも話したい!お酒片手にでも聞いてくださいな~。そのときはもちろん海で!笑

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    年始になって、気になってたAppleTVの『プルリブス』を一気にみた!

    幸福で支配された世界を舞台に、笑顔を失った孤独な主人公が人々を救う物語。ロマンス作家として成功し、ある程度の名声も手に入れたキャロルは、そこそこの幸せを感じながら多少の不満も抱えていた。そんな日々は、謎の出来事によって世界中の人々の心が1つになり、誰もが至福の共存状態に陥ったことで一変。奇妙な新しい世界で深い孤独を感じるキャロルのもとに、「幸せは手が届くところにある」ということを示すため、ゾーシャという女がやってくる。だがキャロルが望むのは“幸せ”ではなく、かつての世界。そして彼女は幸福に同調するのではなく、抵抗する道を選ぶのだった。(映画ナタリーより)

     

    主人公のキャロルのキャラクターがとにかく良い。つねに文句や皮肉ばっかり言ってるロマンス作家なんて、最高。汚い言葉もめっちゃ使う!字幕では「クソ」って言葉がめっちゃ出てくるくらい笑。にしても、この設定を考えつくなんて本当にすごいといか言いようがない。ウイルスによって「私」という存在が消えてなくなってしまって、幸福で満ち足りた存在へと強制的に変えられてしまうなんて、恐怖でしかないな。「私」はなくなって、おおきな「ひとつ」の共同体になるという絶望。実際にこんな状態になったらわたしはどうするんだろう。でもウイルスにやられてるからその時点で思考停止だもんな。こわい、こわすぎる。「幸せなんだったらまあいっか」なんて思いたくないな。思考停止といえば、ドンデコルテのM1の漫才を思い出す…貧しい40代おじさん男性がスマホに依存して現実から目をそらすっていうことを題材にした漫才なんだけど、あれは本当にすごかったな。最後のほうで、「いいですか皆さん。目覚めるな!」って教祖みたいな銀次さんが言ってて、わたしもめっちゃ笑ったんだけど、でもその裏側に悲壮感もしっかり感じた、ガツンとくる漫才だったな。

    そうそう、今日のエフェメラはそんな『プルリブス』のエンドクレジットから!
    「This show was made by humans.」日本語にすると、「このドラマは人類によってつくられました」って感じかな。最後にめっちゃ皮肉ってくるやん。こういうところも好き。なんだかビンス・ギリガンに「AIに依存して思考停止してたら、やばいことになるぞ」って言われてる気がするね。あ~キャロルどうなっちゃうの!世界はどうなっちゃうの?!はやくもシーズン2が待ち遠しい。

     

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    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    ほしばあさみ

    ほしばあさみ

    東京都国立市/42歳

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