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    もしもし五島列島

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    美味しいいちごができたからケーキ屋をやるという一番大変でめんどくさい選択肢を取ったにも関わらず常にご機嫌なマイメロ

    美味しいいちごができたからケーキ屋をやるという一番大変でめんどくさい選択肢を取ったにも関わらず常にご機嫌なマイメロ

     

     

    ネットフリックスでマイメロを見ていたら、「美味しいいちごができたからケーキ屋をやろう」という呑気な私でも「ちょっと待って」を100回言いたくなるとんでもぶっ飛び呑気極み発言をしていた。そしてやっぱり、驚くほどすぐ開業していた。

     

    私も、カフェをやっていたので、
    「美味しいフルーツが手に入ったから、これを使って美味しいデザートを作ろう」と思うことは多かった。

     

     

    だけどやってる途中で、もう後に引けなくなったくらい時間を使って頑張った後に、「本当はこれだけで美味しいんだからそのまま食べたらよかったのに」と、毎回後悔して落ち込んでいた。

     

     

    フルーツをどうにか上手く使おうと思ったばかりに手間も増えて一度決めたら完成させなきゃいけなくなって、なんで自分で自分をめんどくさい渦に巻き込んでるんだろうと考えながら暗い気持ちでお菓子を作っていたら、大失敗したり納得がいくものを結局作りきれずに、全て台無しにさせてしまうこともたくさんたくさんあった。

     

    しかし、マイメロはずっとご機嫌だった。

     

    お店がある状態でフルーツを使うための試作をすることですら文句言いまくっている私に対し、マイメロはイチゴを使うために店を開業するというとんでもめんどくさく体力がいることをしているのに!

     

    美味しいイチゴができたのなら、そのままのイチゴ売っとけばいいやんと思ったのだが、めんどくさそうな顔も、うまくいかなくても言い訳もは全くせず、ずっとご機嫌。

     

    こういう、人気者キャラクターアニメの主人公たちは、めんどくさいことをめんどくさいと思わないのがいい。ずっとご機嫌で鼻歌歌ってる。だから周りに人も集まってくる。

    大体みんな、のんきでとーーーっても図々しいのにも関わらず常にたくさんの人に囲まれて、甘やかされて日々を過ごしている。怒られることもなく、のほほんと。

    私ものんきで図々しいのは同じだが、ここに欲深さ、比較、現状より妄想未来ばかり考えるからうまくいかないと思ってしまうんだろうなと思った。あと、こういうことを考えする所とかも含めて絶対にマイメロにはなれねえ。

     

    だけど、『のほほん系アニメ』をみていて思うが、当人たちはとってもわちゃわちゃしていることも、客観したら大したことなさすぎることに気づいた。私もよく自分で自分のことを大袈裟にしてわちゃわちゃしてしまう。大したことないことで。

    毎日が散らかしおままごとのよう。自分の悩みは大げさ、いつも自分だけが忙しい・苦しいと思わないことと、厨二病なので、基本的にみんなに対してガン飛ばした目つきをしてしまうけど、人同士なんだから普通に仲良くできる。みんな友達。友達と思えば友達!

    そもそも、バイキンマンだって、お腹が空いたなら、ただひもじく座ってるだけで平等愛のアンパンマンがパンをくれるのに・・・!幼稚園児が好きな子に「ゴリラ!」といってしまうような感じで、わざと意地悪して気を引かせるのは拗らせすぎているし体力もいる。自分で自分を大変なことに陥れている。マイメロにおいてのくろみちゃんもそう。そもそもマイメロはくろみちゃんのことを敵ともなーんとも思っていない。のほほんアニメの主人公みたいになりたいな。私はマイメロちゃんだぞ!マインドで生きよう!

    マイメロがアニメの中で、仮眠のことを「ちっちゃく寝る」と表現してたのが可愛かった。

    書き手

    中村千結

    中村千結

    長崎県五島市・東京都大田区/24歳

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