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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    塩抜き

    今日から休み。晴れているが、雲多めで鳥活日和ではなさそう。双子は野球部の倉庫の掃除があるということで7時に起こす。朝食を食べて自転車で出かけようとしていたら、突然、雨が降り出す。しかも土砂降り。え?今日って雨だっけ?という感じだが、かなり容赦ない土砂降りなので、車で送る。レーダーで確認すると、鎌倉あたりで突然雲が湧いて三浦半島にかけて、関東の中でピンポイントで雨らしい。何なんだ?しかもところによっては雹が降ったということ。午後買い物に行ったパン屋さんの店の前には、かき集めた雹が雪のように残っていた。

    今日から休みなのだけど、実は年明けの調整が昨日のうちに片付かず、業務PCを起動。福井と諸々調整。午前中には片がつき、これで晴れて年内終了。洗濯したり、年内最後の燃えるゴミなので家中のゴミを出したり。そういうことをしながら、ハム用の豚バラ肉塊の塩抜き。これが毎度、自信が持てない。数回水を換えて3時間以上、ということだけど、6日間ソミュール液に漬けた肉、そう簡単に塩気は抜けない。端を切って焼いて食べて味を確かめろ、ということなのでやってみるが、5時間以上経ってもまだしょっぱい気がする。

    自分の舌にあまり自信が持てないのだけど、ここで手を抜くと、しょっぱ過ぎるハムが2キロもできてしまう危険があるので、自分の舌を信じてさらに塩抜きを続ける。

    今日も妻は午後は仕事でフル回転。野球部から帰った双子は慌ただしく昼食を食べて塾へ。私は洗濯機の洗濯槽を掃除したり。夕食の準備の前にようやくランニング。西の低い空だけ雲が切れているので、日没直前、太陽が出るだろうと走っていたら、まさにその通りになった。カワセミが夕日に照らされて海を見ていた。こういう日は、太陽が沈んだ後の方が雲が赤く照らされてドラマチックな光景になりがち。

    肉の塩気は半日かかって、どうやらいい感じに抜けた気がするので、水からあげて、もう一度脱水シートで水抜き。いったいいつハムになるんだっけ?(笑)

    晩酌は山口土産の日本酒。お疲れ様でした。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/58歳

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