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Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2026年1月5日
雪解けの日。お昼頃に、冷戦の夫が話しかけてきた。会話がどう始まったかは覚えていないけど、やけに優しいトーンで、360度回転して結果またいつもの辛辣屋に戻るんじゃないかってくらいの変化だった。
途中で、思い切ってこの数日感じてることを話してみた。家族に対してあまりにも話し方や態度が辛辣なので、離れたいと考えてみたこと。一緒にいると耐えられずわたしが鬱傾向になると思い始めていること。
さらには、今日の一年前に父が急逝してあちらに引っ越したので、そんな日に母のそばに居てあげられない自分への悔やみ。この気持ちはあなたにはわからないだろうと思っていること。いまは、こうした自分の気持ちを整理している段階だということ。
やっぱり、夫には父を亡くした私の気持ちは理解できなかった。淡々と、それならば私の母をイタリアに呼べばいい、まあ夏には帰るし。などというソリューションを投げてくる。その前の、わたしの気持ちに寄り添ってみるのは、ASD強めな夫にはできないよな。
とはいえ、気持ちを吐き出したので、スッキリした。「またふたりだけで出かけたりしよう」という解決法を導き出した夫。うん、それは近めの方向になってきた。数年前までは、ソフィを預けてふたりで食事に行ったりしていたもんだったが、いつの間にかそんなことすら思いつかない自分になってた。なぜだろう。ソフィとずっと一緒に居ると爆発しそうになることも多いのに、夫とふたりきりならばソフィにいて欲しい、みたいな感覚が強くなっていた。
夕陽が沈む前に、ソフィを預けて夫とふたりでソレとルナを連れて散歩に出かけた。1時間半、9,000歩近く歩いた。「ここの通りに野良犬がいて怖かったことあるね」「あの家に住んでみたいね」「この庭広いね」「草刈りが大変」「ロボットにやらせりゃすぐだ」「この木はすごくデカいから、庭師を呼ばないとだね」などと、どうでも良いが割と建設的な方向での会話ができた。

子どもには雑談だけしてればいい、と石田勝紀先生が毎日言ってる。わたしたち夫婦には、雑談が全く無かったんだといまさらになって気づく。どうでもいいことを話せるから、気が楽になっていく。そういう相手を、わたしはこんな近くで欲していたんだなあ。
夫2.0 が、いつまで続くのか。たぶん2週間かな。でもわたしの気の持ちようと対応次第で、数ヶ月でも持ってくれたらありがたい。いや、気合いは自分がもたないので、対応をオートマ化して「余計なことは言わずに雑談だけ」とさながら子ども相手のようにするだけなのかも?

イタリア・ベルガモ/46歳