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    悩みのタネに水をまく

    悩みのタネに水をまく
    ナヤミノタネニミズヲマク

    暗闇のなかの希望

    世は祝日。仕事で等々力にいく。

    休日にはたらくというのは、わけないのだけど、単純に調子が悪く、サッカーでよく言うところの苦しい時間帯が続いた。霧の立ち込める森のなかに迷ってしまっては、どんなものでもすがってしまう。たとえ怒号であろうとも。やれることをていねいにこなす。

    身動きがとれなくなったときには、本のなかに逃げ込むのはひとつの手である。レベッカ・ソルニット『暗闇のなかの希望』を手に取る。内容は重めだけど、まったくもって悲観的というわけではないので、今のテンション感にぴったりである。暗がりのなかにこそ希望は差すというのは、絶妙な後押しだと思う。

    久々に読むと、タネに関しての記述があって、今回はそのあたりが印象に残った。

    本を書く。種をまく。種はネズミに食べられるかもしれないし、腐るかもしれない。(中略)思想は行動になり、行動はものごとの秩序を形づくる、そこにいたる一直線の道はない。

    不確かな状況でも行動を起こさないかぎり何一つ変わることはない。

    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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