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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    quote from “underground”

    図書館で借りてきた1995年の作品、Underground を観た。これはどこかで誰かがおすすめしていたのをメモっていたのだった。調べてみたら、カンヌでパルムドールを受賞している。ベルグラードを舞台にしたWW2から始まるユーゴスラビアの歴史を描いている。ベルグラードは、現在はセルビアの首都。ユーゴスラビアは、いまはもうない国になっている。

    初めからブラスバンドの一団が登場して楽器を鳴り響かすなか、物語が始まっていく。だから幻想なのか、現実を描いているのか、わからなくなる。音楽はユーゴスラビア民族で、映画を観ていくうちにだんだんとその世界に引き込まれていく感覚になる。

    映画はなんだかとても不思議な造り込みで、今まで観たことがないものだった。途中で史実映像が組み込まれてくるので、余計に幻想なのか何を観ているのかがわからなくなる。

    かなりクセが強い作品なので、最初はついていくのに苦労したが、終わりに近づくにつれてその深みの一片を理解し始める感覚になっていく。もう一度観たくなる映画だ。実際、メッセージをより理解したくて2回観た。

    イシュミナでほしばさんが「許すけど、忘れない」と新年の回に言っていた、まさにその言葉が最後の最後のシーンに出てきた。

    原作はセルビア語で、イタリア語吹き替えで観たので全く同じではないかもしれないけれど、主人公のひとりである髭の Blacky がこう言ったのだ。

    “Ti perdono, ma non dimentico.”

    “I forgive you, but I don’t forget.”

    Marko と Blacky (イタリア語ではNero) という2人の友人が戦争を背景にした信念の移り変わりや恋愛沙汰やビジネス、家族など、紆余曲折を経て最後にこう言ったのだった。

    いまでも世界中で誰かによって戦争が起こされ、それに巻き込まれて人生がめちゃくちゃになってしまう人たちがいる。比較できたものではないけれど、いまのわたしの平和な日常ですら「許す」けど「忘れない」って、すごく難しいことだ。

    特に、許す。わたしには出来ないかもしれない。根に持つタイプなんだと思ってる。でも許さないで忘れないって、最後は自分が苦しくなる道を行くってことを選んでいるのかもしれない。Let go of it… 手放すのと、許す。似てるのかな、全然違うのかな。

    かきぬまさんのピノキオお手紙、いいなあって思って、わたしもソフィに書いてみようかな、日常のなんでもないことを。

    風早草子さん、毎日の日記ありがとうございます。体調管理と、プロジェクトがうまく進んでいくことを応援しています。

    今日作ったオーブンで焼くだけランチ。なんだか全部茶色くなったけど、左側のチーズの焼いたんがお気に入り。香ばしくてやめられない。コレステロールには大敵だけれども。

     

    書き手

    sophy

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    イタリア・ベルガモ/46歳

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