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    王様の耳は

    王様の耳は
    オオサマノミミハ

    なにかとさみしい

    来週の今頃はもうイベントが終わっていて、みんなで新年会して、もう一軒くらい行ったらバイバイする時間だろう。さっきも帰りの車の中で、まだ始まってもいないイベントに「あと15分でイベントが終わってしまう、さみしい。」と話していた。

    秋田でみんなに会う時や、一緒にイベントをやる時は大体こうなる。始まる前に終わること考えるバカ。猪木にビンタされそうだけど、もうすでにさみしい。

     

    もう一つのさみしいは、今日出してすぐに売れてしまった1910年代のジャケット、M-1912。第一次世界大戦時代のもの。

    手に入れた時はボタンが2個しかついてなかった。100年以上前の物なのでボタンがなかなか手に入らず、知人に探してもらったりしながら一年程寝かせていた。

    ある時たまたま古そうな子供用のウールコートを仕入れたら、ボタンが上のジャケットの物とそっくり。

    気になってメーカー名から調べたところ、1910〜20年代の広告などから、その当時子供用に作られたミリタリールックだということが判明した。

    1918年の広告。

    というわけで、このコートのボタンをジャケットに移植。値札にはボタンについての説明書きも加えた。

    一年もの間気になっていたボタンがオリジナルではないけど、やっと着られる状態になったと思ったらすぐに売れてしまった。もう少し愛でていたかったので正直さみしい。

     

    書き手

    ふかやまゆみこ

    ふかやまゆみこ

    東京都町田市/46歳

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