「不安と期待の波が交互におそってくる」石井勇(MINOU BOOKS)
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...

エフェメラ!
エフェメラ!
2026年2月20日
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「ハイジちゃんみたいでかわいいわね」
浅野屋のお母さん
神保町駅から徒歩3分、すずらん通りにある『浅野屋』には、わたしをかわいいと言ってくれるやさしいお母さんがいる。「今日はハイジちゃんみたいでかわいいわね」などと言ってくれる。40過ぎたわたしでも、かわいいって言ってもらえると、そりゃあ嬉しい。しかも「ね、あなたもそう思うでしょ?」と迎に話を振るのも忘れない。機転がきく、ちゃっかりしたお母さんなのだ。お母さんの素敵なところは、べったりサービスってわけでもないところ。ちょうど良い距離感と、凛とした優雅さのある立ち姿。つかず離れずのサラッとした状態でいながら、「すみませんー」と呼びかけた時には、「はーい」とにっこり笑顔で答えてくれるところなのだ。まさにベテランのサービス力。

浅野屋といえば、ヒノキでつくられたきれいなコの字のカウンター、そして名物の「ビアサワー」。レモンサワーの上にビールの泡をトッピングしたビアサワーは、浅野屋以外で見たことがないから、もしかしたらオリジナルなのかな。レモンサワーの甘ったるさをビールの泡が消してくれていて、飲みやすい一杯。浅野屋にきたら、これを飲まずに帰れるものか。(114)


エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...