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    島縞

    島縞
    シマシマ

    お久しぶりのサラサラヘア

    人生引っ越し、14回くらいかもです。
    『引っ越し』は心踊るワード。
    なんなら今も、物件探しをしている。
    島外に住みたい気持ちもありつつ、今は島内で心地よく住める場所を。
    猫と一緒に暮らしたい。

    今日も妹のところに、娘が甥っ子と遊ぶと言って一緒に出かけた。
    そこにいる猫が、毛がものすごいボサボサ。
    人間を認識しているのかよく分からなくて、おしりをバンバン叩いてほしいと寄ってスリンスリンしてくる。
    決して悪口ではない。

    猫とはひんぱんに同居したけれど、結婚してからはまだ一緒に暮らせていない。
    一緒に暮らしていないと、ひとの家でついた毛は気になるもので、妹のところにはコロコロがないものだから持ち込んで、コロコロして帰る。
    そうしていても、娘は毛だらけ。
    半分以上諦めている。

     

    そんな娘の毛は、量がものすごい。
    親指の第一関節くらいの鳥さんを3世帯すまわせてるでしょう。
    そう思うようなもとくれがずっとあって、「あー、ここのモジャモジャがとれない!」と、濡れたティッシュでなぞってはくしでとかすけれど、モジャモジャのまま。
    そんな方法ではきっときれいにとけないだろう、って突っ込みつつ、何もしない母親ってどうなのか。
    母から容易に手出ししてほしくないオーラ出てるから仕方ない。

    でも、今日は私もそろそろ触らせておくれ、とドライヤーかけつつくしでとかしたら
    「頭皮が!!!」
    バリバリ!とくしではなくて、豆を紙袋の上で転がすみたいな音が響き、一寸鳥たちが巣立っていく。

    髪をサラサラにするくし、5年前に娘専用で購入していてよかった。
    これがなければ、娘はさらに鳥さんのために巣を作り続けたことだろう。

    「ああ、もっと早くお母さんにくしでしてもらえばよかった!こんなに髪がシュってなるなんて。しあわせ!」
    いつでもお任せあれ。

    ちいかわの上下スウェットに、HUNTERXHUNTERのパーカーを羽織る、しまむらスタイルの娘。
    レディースMサイズを着こなす彼女がかわいすぎて、私の目尻は垂れ下がるも、犬猫の毛を鋭い目つきでコロコロする。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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