お便りフォーム

    お名前(ニックネーム)*

    Eメール*

    宛先*

    メッセージ*

    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    creative

    夫のお姉さんが先生をしている高校で、鶴を折ってきた。放課後のアクティビティで、気が向いた子たちが適当に集まって活動しているらしい。部活とかサークルといった、絶対参加しないといけない感じの強制感がまったくなく、まぎれもなく自由な活動だった。

    ソフィをつれて、初めてイタリアの高校に足を踏み入れるのはドキドキしたけど、学生たちは驚く様子もなく、知らない訪問者を受け入れてくれた。

    鶴を折る活動は、最初、ひとりの男子学生が始めたそうだ。彼は「授業中に内職で、手順書をみながら自分で折り始めたんだ」と言った。一緒に鶴を折りに来てくれたイタリア語の先生の授業だったけど、と笑っていた。細かい作業が好きで、やってみようと思ったんだそう。動画とか、目の前で教えてくれる人が居ないのに鶴を折るということが、どれだけ根気がいることかと私は驚いた。

    日本人は、親とか祖父母とかに教えてもらって、自然と誰でも鶴を折れるよ。と言ったら、イタリア人はびっくりしてた。どの世代でもできる手作りのもの。日本の誇らしい文化だと思う。

    初めて鶴を折るという、先生と学生に、1手ずつゆっくりお手本を見せながら一緒に折ったけど、めちゃ難しいという感想を頂いた。わたしは気づいたら鶴を折れていたので、難しいと思った記憶がなくて、それも新鮮だった。

    ちょっとずつ織り溜めて、そのうちにたくさん集まったら糸でつないで、学校の共有スペースに飾るんだそう。期限とか決めない、ゆるーい楽しみ方がイタリアっぽい。

    こちらは、すべて木で制作する車を作ってる学生たち。エンジンはなく、ブレーキだけつける車。ベルガモの15世紀の丘を下るという祭りがあって、それにエントリーするんだそう。

    去年、イッテQか何かのロケでハッピを着た宮川大輔さんがこの祭りに参加してたのを発見して一緒に写真を撮ってもらったので、それも記念に載せておく。

    「大輔さーーん!」と遠くから声を掛けたら、写真撮る?とフレンドリーにいつもどおりの満面笑みをサービスしてくれた。プロですな。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

    ©30YEARS ARCADE